新・価値のあるお買い物日記

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旧機種でも全く問題なし!新型プラズマクラスター加湿空気清浄機KC-D70との性能比較で読み取るベストバイ空気清浄機を決定!


残暑がまだ厳しいですが、ここ数年は秋が来たと思ったらいつの間にか冬になってたなんて事にビックリされた方も多いはずです。
寒い秋冬は当然窓は締め切りで暖房するわけですが、やはり1番気になるのは部屋の乾燥と空気の汚れですよね。
そんな時に活躍するのがお決まりの加湿空気清浄機ですが、家電メーカー各社は毎年こぞって9月〜10月にかけて新機種を発売します。
今年も各社素晴らしい新機種が出始めており、秋そして冬本番に向けてチェックが必要です。

こちらの記事でも取り上げたように、実体験としても加湿空気清浄機はあまたる機種の中でもKC-B70がベストバイであることをお伝えしました。しかし、家電も技術進歩によって日々性能が向上しています。
そこで早速、KC-B70の後継機種であるKC-D70の性能が明らかになりましたので、その性能比較をもって「買いか否か」を判断したいと思います。空気清浄機にお悩み中の方、必見です!!

KC-D70(KC-D50)は何が変わったか


プラズマクラスター加湿空気清浄機はKC-Z、KC-C、KC-A、KC-Bシリーズと、毎年モデルチェンジを繰り返しながら着々と進化をし続けています。
が、しかし!最新機種KC-D70(KC-D50)は進化しているどころか、若干の性能劣化を伴っているではありませんか!デザインはややスタイリッシュで外観もすっきりし、質量も1kg弱軽量化されている点を除いては、運転音、強運転時の消費電力、加湿タンク容量でグレードダウンしています。

しかも、適用床面積でKC-B70では「17畳(28m2)」であった表記が、KC-D70では「17畳(28m2)」と、心なしか弱気な表現に変わっています。
明らかに性能向上ができなかった今年のモデルをデザイン変更でカバーして誤魔化しているとしか言えない体たらく。しかもそのデザインと引き換えに犠牲となった加湿空気清浄機本来の性能。もう目も当てられない状況です。

そんなシャープの加湿空気清浄機ですが、だからといって軽視するのは早合点です。
新機種が出た今だからこそ、旧機種(新機種KC-Dシリーズより高性能)を適切に選択し、購入する知恵を身につけなくてはなりません。
そこで早速、コストパフォーマンスが最高と言えるシャープのプラズマクラスター加湿空気清浄機はどの機種かを確認してみます。

プラズマクラスター加湿空気清浄機の徹底比較

プラズマクラスター加湿空気清浄機として主要な旧3機種に、今回の新型KC-D70を加えた計4機種の基本性能を客観的に比較してみます。
KC-*45/50と比較すると、KC-*65/70はニオイセンサーがついている点が大きな違いになります(基本性能ももちろんKC-*65/70が上になります)。
下記表では、他の機種と比べて性能が上である部分は赤文字で、逆に性能が下である部分は青文字で表記してあります。

モデル年
2013年
2012年
2011年
2010年
型式

KC-D70

KC-B70


KC-A70


KC-Z65
浄化方式
加湿+PC7000
加湿+PC7000
加湿+PC7000
加湿+PC7000
PC適用床面積(目安)
約17畳(約28m2)
17畳(28m2)
17畳(28m2)
17畳(28m2)
運転
加湿空気清浄
加湿空気清浄
加湿空気清浄
加湿空気清浄
清浄時間
8畳/約12分
8畳/約12分
8畳/約12分
8畳/約12分
空気清浄適用面積(目安)
〜23畳(38m2)
〜23畳(38m2)
〜23畳(38m2)
〜23畳(38m2)
加湿適用床面積(目安)
プレハブ洋室:〜17畳(28m2)
木造和室:〜10畳(17m2)
プレハブ洋室:〜17畳(28m2)
木造和室:〜10畳(17m2)
プレハブ洋室:〜17畳(28m2)
木造和室:〜10畳(17m2)
プレハブ洋室:〜17畳(28m2)
木造和室:〜10畳(17m2)
風量(m2/分)
強/中/静音
4.9/3.5/1.5
4.9/3.5/1.5
4.9/3.5/1.5
4.9/3.5/1.5
消費電力(W)
強/中/静音
34/16/4.5
34/16/4.5
34/16/4.5
35/17/6.5
1時間当たりの電気代(円)
強/中/静音
約0.75/約0.35/約0.10
約0.75/約0.35/約0.10
約0.75/約0.35/約0.10
約0.77/約0.37/約0.14
運転音(dB)
強/中/静音
47/39/21
46/38/20
46/38/20
46/38/20
加湿量(mL/h)
強/中/静音
600/500/250
600/500/250
600/500/250
600/500/250
加湿方式・水タンク容量
気化方式 約3.0L
気化方式 約3.6L
気化方式 約3.6L
気化方式 約3.6L
待機時消費電力(W)
約0.3
0.3
約0.3
約0.3
外形寸法(mm)
幅420×奥行242×高さ637
幅393×奥行270×高さ607
幅393×奥行270×高さ603
幅393×奥行265×高さ603
質量(kg)
約8.6
約9.4
約9.2
約9.2
価格相場(円)
49,400
24,700
16,500
26,800

※PC=プラズマクラスター(PlasmaCluster)

上記のように、もはや性能だけを見るとKC-D70を買う理由は全くありません(よほどデザインが好きでない限り損しかしません)。型落ちしすぎたKC-Z65も、明らかな在庫不足(とっくの昔に生産完了済み)による価格高騰で購入する価値は低そうです。そうなると、KC-B70とKC-A70のどちらかを購入するのが最善のように思われます。ではどちらを購入すべきか?については、こちらの記事がピンポイントに解説しています。やはり現時点ではKC-A70がコストパフォーマンス最強の一台と言えそうですが、念のためこの2台の違いを詳細に見てみましょう。

KC-B70とKC-A70の比較

KC-B70とKC-A70は以下2点の違いがあります。

  • KC-B70は「オート開閉ルーバー」機能がある
  • KC-B70は「乾燥・低温みはり」機能がある

この2点についてKC-B70が優っているという感じです。では、それが価格差に見合う機能なのか?それぞれについて簡単に解説しましょう。

オート開閉ルーバー


空気清浄機は、設置場所によっては24時間運転をされない方も多くいらっしゃると思います。その際、一般的な空気清浄機は送風口が開きっぱなしとなり、そこからホコリが侵入し、それが蓄積して汚れとなってしまいます。このホコリは、機械の中に入ってしまうため、後で掃除するといったことが困難な点がつい見逃してしまいがちな所です。
このオート開閉ルーバーは、運転停止時にはルーバーが自動で閉じ、ホコリの侵入を防ぐので、いつも清潔に保つことができます。もちろん、運転開始時には自動で開きます。

乾燥・低温みはり


ウイルスが生存しやすい湿度・温度を見張ってお知らせ、自動で運転をコントロールします。一般的に部屋の温度に応じて適した湿度というものが決まっており、その湿度を自動で制御するということです。小さなお子さんがいる部屋であれば、こうした乾燥・低温を見張る機能で体調不良を未然に防ぐことができるなど、見えないところで活躍してくれる、個人的には非常に優秀な機能だと思います。ちなみに新型のKC-D70/50では、湿度コントロールではありませんが、お部屋が高温・高湿の環境になると、光と音声でお知らせしてくれる機能があります。

上記2点を重要と考えるか否かはご家庭によると思いますので、一概にどれが1番とは言い切れません。
ご自身に合ったものを選ばれるのが良いと思いますが、個人的な見解であれば、上記2点の機能は今後5年以上お付き合いする加湿空気清浄機という事を考えると、重宝する機能と判断しています。ですので、もし若干でも予算に余裕があればKC-B70を購入されることをオススメします。

真冬到来に備えて加湿空気清浄機を購入しましょう!

季節家電は、いざ必要となったときは誰もが同じことを考えているため、売り切れや価格高騰が否めません。
今はまだ大丈夫だろう、と思っている方も多いですが、今では花粉も1年中散布しており、PM2.5の事も考えると早目に空気清浄機を備えておくことは非常に賢い選択です。価格も2万〜3万でお釣りがくるものが多いので、コレを機会に是非購入をオススメします!快適な空調ライフをいち早く構築してみませんか?とても価値のあるお買い物ですよ!