新・価値のあるお買い物日記

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工事不要!極寒の冬でも超頼もしい脱衣室暖房機でヒートショック対策に挑戦してみた!

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暖冬と言われる年は、往々にして寒くなるもの。毎年そうやって気象庁に裏切られ続けてきたことを我々は学習しなければなりません。。(笑)

非常に寒い北陸地方(豪雪地帯)に住んでると、寒さとは一生お付き合いをして生きていかなくてはなりませんが、そんな場所でも、もちろんお風呂には入らないといけません(当たり前だ!)。

北陸地方の冬の脱衣所はまさに地獄です。脱衣所は往々にしてリビングとは仕切られた空間にあるため、寒い朝に顔を洗いに行くだけでも億劫になります。ましてや夜にお風呂に入る時なんかは裸になるわけですからもう大変。最近は、高齢者のヒートショックなんかも社会問題になりつつありますよね。

ヒートショックの1番の要因は、血圧の乱高下です。

寒さで全身の血管が収縮して、さらに血圧が上がり、脳卒中や心筋梗塞、大動脈瘤や解離を引き起こす原因となっています。いずれも命に関わる危険な病気ですが、たとえ病気を患っていなくても、凍てつく寒さは体に良いとはお世辞でも言えません。寒さは高齢者に限らず、子供から大人までみんな苦手なのです。

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そんなわけで、今回はそんなヒートショック対策として、リビングとの温度差を出来る限り無くすべく、脱衣所暖房機の取り付けにチャレンジしてみました。

脱衣所暖房機は、脱衣所が一瞬で暖かくなる優れもので、最近のものは人感センサーも搭載されてスイッチの切り忘れによる不備にも心配が無くなってきています。

そんな脱衣所暖房機ですが、なんと取付工事など一切不要でうまくいっちゃいました。結論から言うと、めちゃくちゃ快適であったかいんだからぁ〜♪です!早速その取り付け方法と使用レビューを徹底的にご紹介しましょう。

脱衣所暖房機の性能を徹底比較

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脱衣所暖房機と言っても種類は様々です。

セラミックファンヒーター、パネルヒーター、グラファイトヒーターと大きく分けて3種類ありますが、それぞれの性能比較とメリット・デメリットを見てみましょう。

  セラミックファンヒーター パネルヒーター グラファイトヒーター
製品名
SHARP
HX-GS1

elemiah
EPH-1501

高須産業
SDG-1200GS
適用床面積 鉄筋4〜8畳
木造3〜5畳
鉄筋4〜8畳
木造3〜5畳
鉄筋5畳
木造3畳
消費電力 1150W(強)
550W(弱)
900W(強)
660W(中)
330W(弱)
1220W(強)
620W(弱)
電気代 約31.1円(強)
約14.9円(弱)
約24.3円(強)
約17.9円(中)
約9.0円(弱)
約33.0円(強)
約16.8円(弱)
騒音(dB) 38dB(強)
34dB(弱)
0dB 46dB(強)
38dB(弱)
切タイマー 1/2/4h 1/2/4h 1/2/3h
人感センサー
電源コード長 1.8m 2m 2.5m
主な機能 プラズマクラスター
抗菌・防カビ
エアフィルター
転倒自動停止装置
切り忘れ防止機能
チャイルドロック能
転倒OFF機能
過熱防止機能
人感センサー
生活防水型リモコン
瞬間暖房
消し忘れ防止
エアフィルター
外形寸法(mm) W190
D190
H460
W757
D292
H629
W430
D150
H145
質量(kg) 約3.2kg 約7.3kg 約3.7kg
価格
(約15,000円)

(約32,000円)

(約39,000円)
即暖性
(約1分ほど)

(約15分ほど)

(約2秒)
乾燥
(湿度低下)

(乾燥せず)

(ほぼ乾燥せず)
省スペース
(本体コンパクト)

(横幅大きい)

(床面設置なし)
安全性
(ヒーター部熱い)

(火傷はしない)

(接触できない)

上図の通り、セラミックファンヒーターは本体が非常にコンパクトで、温風も出るため体感温度としての暖かさは1番高いです。最近では空気清浄機の効果も持っているものもあるので、安価に小さな部屋を温めたいという用途であればセラミックファンヒーターをオススメします。

しかし、脱衣所暖房という用途を考慮すると、温まりまで若干時間がかかるのと、小さな子供がいると転倒したり吹き出し口に触れて火傷したりという懸念が残ります。

脱衣所という狭い空間に、安全な暖房機と言えばパネルヒーターグラファイトヒーターになります。しかし、パネルヒーターは静音性に優れるものの、即暖性に乏しく、設置床面積大きいため脱衣所に設置となると、心もとないのが実情です。

グラファイトヒーターは価格面では他よりも若干高いものの、即暖性においてはおよそ2秒でめちゃくちゃ暖かい遠赤外効果による熱風が出る上、今回紹介するものは壁面設置が可能なため、小さな子供はもちろん、大人でも火傷しがちなヒーター部への接触の懸念がほぼゼロです。また、生活防水型リモコンも付属しているため、脱衣所の電気をつけるようにヒーターのスイッチも入れられるという優れものです。

さらにグラファイトヒーターの優れた点については、以下を確認ください。

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脱衣所暖房機グラファイトヒーターを設置してみた

そんなわけで、実際に脱衣所暖房機を購入して自分で取り付けし、使用感をレビューしてみたいと思います!

早速、自宅の脱衣所のご紹介から。以下の様なスペースで、浴室扉から見て右側面上方に設置したいと思います。ちょっと手書きで間取りを描いてみます。

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分かり難いかもしれないので、立体で描いてみました。こんな感じの1.5畳の脱衣所になります。

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実際はこんな感じの脱衣所です(事後撮影したので脱衣所暖房機が着いちゃってますが汗)。

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STEP0:事前準備

最初に以下のものを事前準備しておくとスムーズに取り付けが可能なので、揃えておくことをオススメします。

STEP1:取り付け位置の下地を確認し、設置場所の当たりをつける

まずは脱衣所暖房機の取り付け位置に下地があるかを確認します。

建築図面があればそちらで確認することをオススメしますが、今回私も建築図を見ながら試しましたが建築図って正直当てにならない事が多かったりします。なので、下地センサーを用いて、正確に下地がどこにあるかを確認するのがベストでしょう。

下地がどこにあるかがわかれば、設置場所の当たりをつけることができます。またこの際、本体の取付位置から2.3m以内に電源コンセントがあることを確認しておきましょう。

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今回、下地センサーは以下のものを使用しました。安価かつ正確なセンサーなので超オススメです。

by カエレバ
STEP2:取付ベース板を固定する

取付位置が確認できたら次は取付ベース板を固定します。

脱衣所暖房機はこの取付ベース板に引っ掛けるように取り付けるのですが、実質、脱衣所暖房機の取り付けはこのベース板を取り付ける作業であると言っても良いでしょう。

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この際、下図のように脱衣所暖房機と天井面との間に30mm以上、壁面(側面)との間に100mm以上のクリアランス(すき間)を設けるようにしましょう。

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ちなみに、取付ベース板が傾いたまま取り付けられると、脱衣所暖房機本体も傾いて設置されることになります。より正確(水平)に取付ベース板を取り付けるのであれば、こちらの水平器を利用するととても作業が捗るのでオススメです。

by カエレバ
STEP3:脱衣所暖房機の電源コード取り出し口を決める

脱衣所暖房機は、取付位置に応じて電源コードを5箇所のうちどこからでも取り出せるようになっています。左右に1箇所ずつ、下部の左右にも1箇所ずつ、そして上部中央に1箇所の計5箇所です。

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よほど設置条件が厳しくないかぎりは、上部を除く4箇所から電源コードを取り出すことになるでしょう。取り出し口はすぐに取り外せるようなツメにはなっていないため、ヤスリ等で削っていくとやりやすいです。

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もう少しキレイに施工したい方は以下のヤスリを持っておくとよりキレイに削れると思います。

by カエレバ

ちなみに電源コードは約2.5mもあるので、電源コンセントまでの距離が2.5m未満になるようであれば、以下のスペースに丸めて格納しておくことも可能です。非常に便利な作りになっていますね。

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STEP4:本体を取付ベース板に取り付ける

いよいよ最後のステップとして、脱衣所暖房機本体を取付ベース板に取り付けます。取り付けると言っても、取付ベース板にひっかけるように取り付けるだけなので非常に簡単です。

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取付ベース板のツメの位置をしっかり把握しておくのがポイントです。引っ掛けが完了すれば、本体下部にある固定ねじを締め付けて取付完了です!お疲れ様でした!

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補足STEP:電源コードをモールに収める

電源コードをそのまま電源コンセントに差しに行くと、途中のコードがぶら~んとしてしまうのでモール等で電源コードをキレイに収納すると非常にスッキリします。モールは各ご家庭の壁紙の色や素材に応じてお好きなモノをお選びください。

by カエレバ
by カエレバ

こんな感じにキレイに仕上がるととても充実しますね!大成功です♪

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早速動作させてみた!

いくらキレイに取り付けできても、脱衣所が温まらなければ意味がありません。そんなわけで使用してみました。その前に、まずは脱衣所暖房機「SDG-1200GS」の各動作をわかりやすく動画にまとめてみました。


高須産業(TSK) 涼風暖房機(脱衣所暖房機)SDG-1200GSの動作紹介

ご覧の通り、めちゃくちゃ暖かそうでしょ??実際にめちゃくちゃ暖かいです!

何よりも注目すべきはその即暖性。スイッチを入れたと同時にすぐに温風が出てきます。風量があるので動作音もそこそこですが、その分暖かさもかなりのものです。

スイッチを入れると人感オート運転になるため、つけっぱなしにして電気代が跳ね上がるなんて心配もありません。タイマーも1時間刻みで3時間まで対応しているため、お風呂を沸かして、入り終わるまでの間の1〜2時間だけスイッチを入れておく、なんて事も簡単にできてしまいます。

唯一、暖房600W+送風(強/弱)だと暖房のはずなのに少し寒く感じられてしまう点がこの製品の欠点でしょうか。しかし、通常は暖房1200Wで動かせば何も問題はないのでほぼ欠点がない製品と言っても良いでしょう。

実際にこの脱衣所暖房機のおかげで自宅の脱衣所は冬の時期でもあったかく過ごせているので、もう手放せなくなっています。何よりも、取り付けてから母親(年齢60台)がとても喜んでいるのがとても嬉しいです♪

ヒートショック対策に脱衣所暖房機は必須の1台

今回ご紹介した脱衣所暖房機、本当にオススメです。

通常は「工事が必要」なんて大げさに書かれていますが、ドライバーでネジを回した経験がある人なら誰でも(女性でも)簡単に取り付けられますよ。

なお、今回取り付けた製品は高須産業さんの涼風暖房機SDG-1200GSですが、同じ外観・性能・機能の後継機種でSDG-1200GSMという製品も出ています。どちらを購入されでも基本的には同じです。有名メーカの保証を得たいという方は、日立から発売されているゆとらいふ HDD-50Sや、コロナの壁掛型遠赤外線暖房機 ウォールヒート CHK-C126Aもオススメします。値段が1割ほど安いので、特にこだわりがなければコロナの製品もオススメします。

昨今、ヒートショックが社会問題になっています。倒れてからでは遅いです。早め早めの対策をして、寒い冬・暑い夏に備えましょう!今回も非常に価値のあるお買い物でした!

上記機種の後継機種がこちら。同じ値段ならこちらの購入をおすすめします。

有名メーカの日立からも高須産業のOEMとして発売されています。

さらに以下がコロナから発売されている類似製品です。ちょっと不格好ですが、性能は大手メーカのお墨付きです。