とうとう、日本時間9月13日午前2時にiPhone XR / Xs / Xs Max が発表されました。
昨年発売のiPhone 8 / 8 Plus / X は、ワイヤレス充電や長い間市民権を得てきた物理ホームボタン廃止など、10年目のiPhoneの歴史にふさわしいアップデートがなされました。しかし、そのイノベーションの象徴とも言えるiPhone Xが日本円で約13万円との高額であったり、ノッチと呼ばれるフロントカメラ・センサー部の切り欠き部がデザイン命であるAppleのデザイン性を損なっているとの指摘があるなど、まだ改善の余地を既存ユーザーに期待させる製品でした。
そういう意味で今回のiPhone XR/ XS /XS Maxの発表は、iPhone 6s / 6s Plus およびiPhone 7 / 7 Plus以前のユーザにとって見れば、機種変更を決断させてくれる内容がてんこ盛りになっています。
中でもこれまでiPhone 7を使い続け、この9月でちょうど契約後満2年(25ヶ月目または26ヶ月目)となるユーザにとっては、更新月により解約金・違約金が不要となる唯一の2ヶ月間であり、これを機にMVNOへと乗り換えるにはまたとない絶好の機会と言えます。また、iPhone 6sユーザは、契約後満3年間(37ヶ月または38ヶ月目)となりますが、同じキャリア内での機種変更は過去の傾向から見ても違約金が発生することは無いでしょう。
そんなiPhone6s / 6s Plus および iPhone 7 / 7 Plusユーザ、そしてMVNOをこれから始めようと考えている方が1番気になる「iPhone XR / Xs / Xs Max に機種変すべきなの?」については、違いなく機種変すべきと断言できます!その3つの理由をご紹介しましょう。
iPhone XR / Xs / Xs Max のスペック比較
まずは今使っているiPhone7 / 7 Plus、またはiPhone 6s / 6s Plusを、iPhone 9 / Xs / Xs Plus のスペックと比較してみます。すると、今回のiPhone Xsの凄まじさが伝わってきます。
上記の比較表から、iPhone7 / 6sと比べて以下の変化が読み取れます。
良くなった点
- 有機ELディスプレイ(OLED)対応
- ディスプレイ高解像度化
- ワイヤレス充電に対応
- 顔認証(Face ID)対応
- ホームボタンレス(Siriボタンは側面の電源ボタンと兼用)
- プロセッサ性能向上による高速化
- メモリが3GB/4GBに増加 ※iPhone7 Plusは既に3GB
- iSightカメラ解像度は1200万画素のままだがディアルレンズ化
- 3Dカメラによるポートレートモード対応(背景ぼかし機能)
- メインカメラ(背面カメラ)4K(60fps)撮影が可能
- NFC対応(Apple Pay対応)※iPhone7は既搭載
- 防水仕様が最高クラス(IP67)に対応
- イヤホンジャックが廃止されLightningポートと兼用(変換ケーブル付属)※iPhone7は既搭載
悪くなった点
- 価格上昇
ご覧の通り、悪くなった点に対し、良くなった点が遥かに多く、それだけでも機種変更して損はないと言えます。iPhone 8 / 8 Plus / Xユーザにとっては変わり映えのない更新のように思えますが、Face IDが第2世代になるなど若干の不満点が解消されるため、あながち無視はできません。
中でもiPhone6s / 6s Plus(一部iPhone7)から機種変更することで特に体感できる違いは3つあるのでご紹介しましょう。
理由1:ワイヤレス充電でケーブルの呪縛から解放される
iPhone XR / Xs / Xs Max は全て、iPhone 6s/7ユーザにとっては待ちに待ったワイヤレス充電(Qi)に対応します。
Qiの規格における最大出力は15Wで、いわゆる高速充電並みの速度を実現しています(ちなみに、iPhone7や6sの純正アダプタは5W)。しかし、iPhone 8 / 8 Plus / Xで採用されるのはその半分の7.5W規格でした。iPhone 9 / Xs / Xs Plusでは最大15Wまで対応するのでマイナーアップデートされたことになります。
あらかじめワイヤレス充電器を準備しておこうと考えている方は、予め以下のようなワイヤレス充電器を事前購入しておくことをオススメします!
理由2:iSightカメラがLightningポートレートモードに対応
従来のiPhone6s / 6s PlusおよびiPhone7 / 7 PlusのiSightカメラ解像度は1200万画素。これでも「美しすぎる」と言われる高解像度・高画質を実現していました。しかし、私達は旅行に行くときはいつもカバンにデジカメを忍ばせていました。そう、いくらiPhoneのカメラでもデジカメの高感度センサーには敵わないと本当はみんなわかっていたのです。
しかし新型iPhoneはひと味違います。
iPhone Xs / Xs Maxでは、デュアルレンズ化されたiSightカメラに、Lightningポートレートモード機能が搭載されます。Lightningポートレートモードでは、以下2つ機能が実現可能になります。
- 被写体の手前と奥のそれぞれにピントを合わせた写真撮影が可能
- 2つのレンズにより光を多く取り込めるため、暗所でも明るい写真撮影が可能
上の画像のように、一眼レフにも負けず劣らない臨場感溢れる写真を、ポケットに入れられるiPhone Xs / Xs Maxで撮影できるようになります。
さらにディスプレイが有機EL(OLED)となったことで、色の再現性が液晶ディスプレイと比較して格段に高く、そして消費電力も30%程度抑えられます。バッテリー駆動時間の長い、最高級の一眼レフカメラをいつでも持ち歩ける、というわけです。
さらにさらに、iPhone Xs / Xs Maxではビデオ撮影が4Kでしかも60fpsに対応します。13万円以上するSony最強のコンデジであるDSC-RX100M6でも4K 30fpsですから、既にコンデジの性能を遥かに凌いでいるという状況です。
これだけでも十分に機種変すべき理由になりませんか?
理由3:Face IDに対応でロック解除は完全なる自然動作に
昨年発売されたiPhone Xでは、歴代iPhoneで初めて顔認証によるロック解除機能が搭載されました。
実はこのFace IDですが、欠点が2つだけありました。
- iPhoneを縦向きの状態で使用しなければ認証が開始されない
- 1〜2秒の間、画面を注視しなければならない
地味ですが、iPhone 7 / 6sで認証に用いられていたTouch ID(指紋認証センサー)によるロック解除の精度が高すぎたせいもあり、この2点がむしろ劣化点であるとも揶揄されていました。
しかしiPhone Xs / Xs Maxでは、プロセッサがA12に高速化されたことで、横向きでも認証が可能となり、さらに認証速度も向上します。残念ながら、この機能があるせいで、iPhone Xシリーズの唯一のデザイン性の欠点であるノッチ(切り欠き部)が依然残ったままとなってしまいます。ただ、使い慣れるとこのノッチもほぼ気にならなくなるので、個人的には全く問題なしですね!
指紋認証センサーはそれはそれで、お風呂上がりに指紋がフヤケていると認証精度が落ちたり、指を怪我すると認証できなかったりといろいろ不都合はあったので、この第2世代Face IDが活躍することが期待されますね。
注意点:完全防水仕様だがお風呂や海水浴では使用不可
iPhone XR / Xs / Xs Maxでは、iPhone6sの非防水仕様に対して、IP68の完全防水仕様となります。
既にiPhone7ではIP67と言われる防塵防水仕様で、その時のキャッチフレーズが「注目をあびることも。水しぶきを浴びることも。」でした。なんともクール!
今回はなんと、iPhone7 / 8 / X以上のIP68となり、水中につけてもOKになります。
ただしIP68は、温度や塩分濃度に関する規定を設けていません。つまり、真水の中では完全防水レベルではあるものの、お風呂などの熱いお湯につけたり、海水浴等で塩水に浸したりなんてすると故障する可能性があります。
なので、お風呂場で音楽を聞く時は以下のようなBluetooth対応の防水スピーカや、完全防水ケースを使うことを強くおすすめします。
番外編:SIMロック解除(SIMロックフリー)に対応
iPhone6sユーザ以降の方は、Apple Storeで購入さえすれば、既にSIMロック解除されたIphoneを入手することできました。一方、iPhone6以前の機種を今も利用している方は、iPhone Xsへの機種変更がSIMフリー端末にデビューする最大のチャンスと言えます。
これまで、日本国内ではSoftBank・au・docomoの大手3キャリアからiPhoneが発売されていましたが、契約の際に発行されるSIMカードと呼ばれる「加入者を特定するためのID番号が記録されたICカード」は、それぞれのキャリアにて販売されたiPhoneでなければ認識されず、利用することができませんでした。
しかし2015年5月より、このSIMロックを解除できる手続きを原則取り入れなければならない法改正がなされました(総務省エラい!)。
これにより、大手3キャリアのどこから購入したiPhoneであっても、好きな通信事業者と契約し、携帯電話の機能を利用できるようになりました。そう、今までがんじがらめだったiPhoneを、利用者が好きな通信事業者・料金プランで利用できるようになった国内初のiPhoneがiPhone6s / 6s Plusです。
iPhone Xsの登場でSIMロック解除はどう変わる?
これまで契約後181日経過後でないとSIMロック解除できなかったこれまでのiPhoneに比べ、iPhone Xsでは101日後でSIMロック解除が可能になるなど、80日間(約2.5ヶ月)短縮されました。つまり、10月に3大キャリアで契約しても、1月中旬にはSIMロック解除をして、MVNO(格安SIM)で毎月7,000円以上の支払いから1,000円前後に抑えられることになります。
このMVNO(仮想移動体通信事業者)の数は2018年9月時点で約500社にも上っています。
では、どの業者と契約するのが1番良いか?という問いに対しては、格安料金でデータ通信を中心にiPhone Xsを利用したい方はIIJmio、もしくはIIJmioよりも高速にインターネットを使いたい方はUQモバイルで契約するのが最強にお得です。
MVNOの最大の特徴は?
MVNOの最大のウリは、大手3キャリアと比較して格段に月々の利用料金が安いこと。また、ほとんどがdocomo回線を利用した通信事業者であるため、通信品質は多少の差はあっても、それ相応の品質は約束されていると考えて良いです。
しかしながら、このSIMロック解除は義務化されたものの、発売時に必ず実施しなくてはいけないものではないため、各社は世間の様子を見ながら、まずは契約後半年以内でのSIMロック解除が行えないことを発表しています。
まずは大手3キャリアの何れかと契約し、半年後にSIMロック解除を行い、毎月の利用料金の安いMVNO業者に乗り換える、という方法が最も毎月の通信費を抑える最適な方法ではないかと考えられます。
IIJmio | UQモバイル |
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SIMロックフリーのiPhone XR / Xs / Xs Maxを手に入れるもう1つの方法
SIMロックフリーのiPhone XR / Xs / Xs Maxを手に入れる方法があります。しかも半年も待たず、すぐに入手できる方法です。
それは、こちらのサイトからiPhone XsのSIMロックフリー端末を購入することです。
実はこの方法が1番確実かつ早くSIMロックフリーのiPhone Xsを入手できる方法です。
同時にMVNO契約を別で済ませておいて、上記で申し込んだiPhone XsにMVNO業者から発行されたSIMカード(nanoSIM)を挿せばもう格安スマホの完成。破格の通信料で利用可能な最強のiPhone端末が誕生します!
iPhone Xsの購入は迷うことなし!購入を急げ!
例年の通り、今月発売されるiPhone XR / Xs / Xs Maxは爆発的な売れ行きになることでしょう。MVNO業者が盛んな国内市場において、SIMロックフリーのiPhone Xs入手はまさに争奪戦になることは必至です。
iPhone7/6sユーザ・MVNO予定者の皆さんは発売日と同時にポチれる準備をしておきましょう!私もSIMロックフリーのiPhone Xsを手に入れます!
購入に向けた裏ワザ(購入金額が最大3万円引きになる方法)も紹介しているので、こちらも必見ですよ!
さぁ、1年のうちで最も価値のあるお買物を楽しみましょう!!
SoftBnak | au | docomo |
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