新・価値のあるお買い物日記

世の中の「価値のあるもの」に注目してみます。Apple製品やあらゆる家電製品、ライフハックに関する様々なコンテンツを配信していきます。

後悔しない加湿器の選び方

私は大学時代の6年間ずっと某家電量販店でアルバイトをしていました。
そんな経歴もあって、家電製品を買うことには人一倍こだわりというか、賢い買い方を知っています(かなり自信があります)。
その中でも、毎年この時期は特に乾燥が気になるので、加湿器に焦点を絞って季節家電の後悔しない選び方を紹介しようと思います。

まずは加湿方式を理解しよう

店員「どのタイプの加湿器がご希望ですか?」
お客「ぇ?加湿器って湯気が出るもの以外あるんですか?」
家電を売っていた時にお客さんから聞いた1番多い質問がコレでした。詳しい人は知っていると思いますが、実は加湿器には大きく4つの方式が存在するんです。

  • スチームファン式(加熱式)
  • ヒーターレスファン式(気化式)
  • ハイブリッド式(加熱気化式)
  • 超音波式

それでは、順にそれぞれの特徴と購入すべきか否かについて簡単にご説明します。

スチームファン式(加熱式)

いわゆる「やかんでお湯を沸騰させて蒸気を出す方式」です。蒸気が目で見えます。
特徴は以下の4点。

  1. 加湿力がクソ高い
  2. 超静音(一部ファン式はやや音あり)
  3. 電気代がクソ高い
  4. 吹出し口がクソ熱い(やけど注意!)

正直に言うと、この方式は絶対に買わないほうがいいです。
理由は後でもご説明しますが、実はもっと良い加湿方式が存在することを知っておいたほうがお得です。この方式があまりにも有名になりすぎているので、知らずに購入されている方は大損しているのでご注意を。

ヒーターレスファン式(気化式)

部屋で洗濯物を干したときに出る水蒸気で加湿するややよわ〜い加湿方式です。蒸気は見えません。
よく省エネやら節約の知恵みたいな番組で「濡れたタオルを部屋に干すと湿度があがる」というのがこの方式と一緒の加湿方法です。
特徴は以下の4点。

  1. 加湿力がクソ弱い
  2. クソうるさい(一部静音もあり)
  3. 電気代がクソ安い
  4. 吹出し口が熱くならない

簡単に言えば、加湿器の中で扇風機が回っているのと同じなので、ややうるさいです。
しかも、エアコンを暖房の主な手段としてしている人にとっては、この方式では湿度が全然上がらないのでオススメしません。
つまり、この方式も買わないほうがいいです。

ハイブリット式(加熱気化式)

上記の2つ(加熱式・気化式)の良いところをとった方式です。蒸気は見えません。
乾燥気味のときはスチームで一気に湿度を上げ、湿度が50〜60%に安定すると気化式の弱い加湿に切り替える賢い制御を行います。
特徴は以下の4点。

  1. 加湿力がクソ高い
  2. 比較的静か
  3. 電気代は低め
  4. 吹出し口が熱くならない

結論から言うと、必ずこのハイブリッド方式を買ったほうが良いです。
理由は後ほど。

超音波方式

家電量販店ではこの方式を販売するケースは少ないですが、ホームセンターなどでは実はよく見かける方式です。
この加湿方式は、絶対に買ってはいけません。
とりあえず特徴は以下の4点。

  1. 加湿力はやや高め
  2. やや振動音あり
  3. 電気代は低め
  4. 吹出し口が熱くならない

なぜこの方式がダメかというと、この方式は加湿器病という非常に体に良くない病気の原因になると言われているからです。
より具体的な理由を知りたい方は以下を参照ください。
超音波式加湿器は買い替えましょう 加湿器病に御用心

実はちょっと昔、通販で流行った「イオリー霧」というのがこの超音波方式なんです。
正直、実家にこれがあるので使ってみたのですが・・・そんなに危ないとはあまり感じなかったです(ぇ。
ただ、ほとんどの加湿器にはついている気化フィルターを通していないので、入れた水が汚いとそれが部屋中に散布されます(これはスチーム方式も一緒ですが、スチームは熱湯にするので菌は全て死滅する分だけ安心です)。
また、カルキ(水の中に含まれているカルシウム)が除去されずに散布されるので、部屋のいたるところが白く雪が降ったようになります。正直、このカルキがあまり良い印象ではなくて、特にテレビ画面が白く濁ったようになるので、しょっちゅう掃除が必要になります(これがほんとしんどい)。

加湿器の特徴のまとめ

上記で紹介した機能に、市場価格を追加して表にまとめてみました。

加湿方式 加湿力 静音性 電気代 安全性 価格
スチームファン式 × × ○4千〜8千円
ヒーターレスファン式 △6千〜1万2千円
ハイブリッド方式 △1万〜1万5千円
超音波方式 × ×1万〜2万円

この表から見ると、選ぶべき加湿器ヒーターレスファン式かハイブリッド式のどちらかになります。
じゃあ、少し安いヒーターレスファン式でいいか!と思っているあなた!

ちょっとまってください。

実は、最近はエアコンを主な暖房とする家庭が多いため、このヒーターレスファン式を買っても「全然加湿されない!」という減少が往々に発生しています。「加湿器買ったのに加湿されないじゃない!!」とモンスターペアレンツのようにクレームを言って返品してくる人が何人もいたのは、バイトしていた時の苦い思いでです。。。
あれだけ買う前に説明して、納得して買ったはずなのに・・・orz

加湿器もしてほしいし、電気代も安く、かつ静音(←実はこの静音がものすごい大事)となるとハイブリッド方式一択になります。ですが、家電量販店はそんな消費者の希望は価値構わずに、利幅の大きいものを売りつけてくるので要注意しましょう。

そんないろいろな経験をしてきた私が迷わず選ぶのが下記の商品です。
1番おすすめはダイニチのHD-5014(ハイブリット式加湿器)
ダイニチは何よりもタンク容量が大きく手入れがし易いです。意外と盲点なのが、タンクの容量なので、これを軽視するとしょっちゅう加湿器を給水しないといけないということ。いくら能力の高い加湿器も、留守中や気づかないうちに水がなくなっていては一切加湿はされません。この辺りはダイニチであれば、タンク容量もさることながら、超静音なので夜間つけっぱなしでも気になりません。唯一気になるといえば、加湿気化フィルターの交換が1〜2年に1回しないといけない点くらいで、これも価格は非常に安い(1600円)ので無視できるレベルです。

是非ご購入をお勧めします!

追記:もう少し予算がある方は、加湿機能付き空気清浄機も検討されるのも1つです。
    エントリー:コレ以外は買うと損!加湿空気清浄機KC-B70が最も優れている理由 も是非参考にしてみてください。

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by カエレバ