カーシェアリング、利用してますか?
私は7年前の上京をきっかけに、クルマを手放し、タイムズカープラスを4年間使い倒していますが、こんなに便利だとは思っていませんでした。どうもこの傾向は社会情勢と一致しているらしく、警視庁の調査によると、首都圏に居住する20代〜30代の男性のクルマ保有率は20%という結果が出ているそうです。つまり、5人に4人は自動車を持っていないことになります。
一方で、どこぞの財団法人による調査結果では、国内のカーシェアリング車両ステーション数は約10,000カ所(前年比14%増)、車両台数は約20,000台(同20%増)、会員数は約85万人(同24%増)と、若者のクルマ離れと見事に反比例しています。
出典:わが国のカーシェアリング車両台数と会員数の推移(2016年3月調査):公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団
地方在住で、自動車が毎日の通勤の足であれば別ですが、首都圏やJR・地下鉄・バス等のインフラが充実している所では、むしろクルマは贅沢品に部類されます。
個人的に最近1番びっくりしたのは、自動車の稼働率、つまり「動いている時間」を計算すると、1年間でたった4.2%ということ。言い方を変えれば、1年のうち95.8%は「クルマが動いていない」ということです。これは「都会だけの話」ではない点が驚きです。
たった4.2%の稼働率のために、毎月平均していくらの出費をしているのだろう?
ざっくり計算すると、軽自動車で23,000円/月、普通車(3ナンバー)で37,000円/月、さらにこの金額に車両本体のローンがかかるため、+4万〜5万/月といった所でしょうか。年間合計で約70万〜105万円が自動車の維持費として消えていることになります。
※駐車場を1万/月、走行距離を1万キロ/年で計算した場合
そんな中、4年前の2012年にご紹介した以下のカーシェア記事が大反響を呼びました。
2012年から4年が経った今、カーシェア市場は更に拡大し、各社のサービスも様変わりしてきました。今回はそんなカーシェア市場を踏まえ、1番お得で便利なカーシェアと、その理由についてご紹介したいと思います。
ズバリお得なカーシェアリングサービスはどれ?
業界のシェアは2012年から変動はなく、飛び抜けて1位がタイムズカープラス(パーク24)、2位がオリックスカーシェア(オリックス)、3位がカレコ・カーシェアリングクラブ(三井系:カーシェアリング・ジャパン)となっています。
結論から言うと、3社のサービスをこの4年間で使い比べてみて、圧倒的にタイムズカープラスとカレコ・カーシェアリングのお得度と利便性が高いです。
タイムズカープラス |
オリックスカーシェア |
カレコ・カーシェア |
|
---|---|---|---|
ステーション 設置箇所 |
約8,110 | 約1,430 | 約760 |
車両台数 | 約15,000 | 約2,300 | 約1,050 |
会員数 | 約62.7万 | 約15万 | 約3万 |
初期費用 | 無料 | 1,000円 | 無料 |
月額基本料 | 個人:1,030円 学生:4年間無料 法人:無料 |
個人Aプラン:2,000円 個人Bプラン:0円 学生:5年間無料 法人:無料 |
個人:980円〜 学生:4年間無料 法人:無料 |
利用料金 | ベージック: 206円/15分 プレミアム: 412円/15分 |
個人Aプラン: 200円/15分 個人Bプラン: 300円/15分 |
ベージック: 80〜240円/10分 土日祝日料金: 160〜240円/10分 |
パック料金 | ベーシック・プレミアム共通 6時間:4,020円 12時間:6,690円 24時間:8,230円 48時間:14,980円 60時間:19,980円 18〜24時:2,060円 24〜翌9時:2,060円 18〜翌9時:2,580円 |
個人Aプラン 6時間:3,500円 12時間:4,500円 24時間:6,000円 ※個人Bプランは、1.5倍の料金 20〜翌9時:2500円 ※個人A・Bプラン共通< |
ベーシック(コンパクト) 6時間:3,800円 12時間:5,300円 24時間:6,800円 18〜翌9時:2,500円 |
距離料金 | 16円/km ※ベーシック、プレミアム、6時間パックは無料 |
15円/km | コンパクト:15円/km ミドル:15円/km プレミアム:15円/km エコ:10円/km 電気自動車:7円/km ※6時間以内の予約・利用は無料 |
初回特典 | ・1,500円のカード発行手数料無料 こちらから登録の場合のみ 紹介者コード:0010457471 |
・月額基本料2,000円が2ヶ月間無料 ・時間料金2時間(1,600円/月)が無料 |
・入会金:1,500円が無料 ・月額費980円が3ヶ月間無料 ・3,000円のクーポン券プレゼント こちらから登録の場合のみ |
特徴 |
・ステーション数、車両台数ダントツ1位 |
・全国主要都市の駅前にステーションあり ・長時間パックは業界最安値 |
・平日利用は業界最安値 ・車種のバリエーションは業界ダントツ1位 |
スマホアプリ | タイムズカープラス クイック検索 |
カーシェアマップfor オリックスカーシェア |
カレコ・カーシェア クラブ公式無料アプリ |
ご覧の通り、各社のサービスは互いを意識しあっている某携帯キャリアのような状態ですが、実際に4年間使ってみると意外に利便性の差があることがわかってきました。
使いたい時に使えるかどうか?
カーシェアリングというシステムの性質上、誰かがクルマを使っている時は、同じクルマを誰かが使えないということになります。
もちろん、早目の予約や運次第で毎回不便なく予約できる事もありますが、急にクルマを使いたくなるのが世の常です。そんな時にカーシェアを利用できる確率は簡単に計算できます。
以下は、JR東日本 川崎駅から半径300m以内(徒歩5分以内)にある各社のカーシェア設置車両とその台数を表したものです(2016年9月現在)。
タイムズカープラス |
オリックスカーシェア | カレコ・カーシェア | |
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地図 | |||
設置車両 |
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合計台数 | 14台 | 6台 | 3台 |
タイムズカープラスは14台を会員62.7万人で取り合う事になるので、借りられる確率は14台/627000人=0.002%です。同様にオリックスカーシェアは0.004%、カレコ・カーシェアは0.01%となります。
当たり前ですが、各社の全会員で川崎駅界隈のカーシェアを取り合う事なんてまずあり得ないので、これはあくまで指標ですが、肝心なのはその差です。
つまり、タイムズカープラスよりも、オリックスカーシェアは2倍クルマを借りやすく、カレコ・カーシェアは5倍クルマを借りやすい事を意味します。
ここで考慮すべきなのは、タイムズカープラスは全国47都道府県にステーションがあるため、実際の会員数は必ずしも都会に偏っているわけではなく、さらに川崎駅界隈にはもう少し歩けば更に20台近くのカーシェアがあります。私の経験上、川崎駅界隈に出張時にはタイムズカープラスのカーシェアを良く利用しますが、借りられなかった事がありません。
さらに、カレコ・カーシェアリングは台数こそ少ないものの、クルマを借りられる確率が数値上でも高いです。私は借りたことないですが、ここ半年近く上記のステーション利用状況を見ていても、金曜の夜と土曜の昼間以外は、ほぼ予約が空いています。平日なら間違いなく借りられるでしょう。価格も非常に安いです。
オリックスカーシェアはというと、車両がカレコ・カーシェアリングよりも古い機種が多いうえ、魅力的な料金体系や特典が少ないため、同じ月額利用料金を払うのであれば、費用対効果(借りやすさ)でカレコ・カーシェアリングを利用したほうが良いと私は思います。(あくまで私の主観ですが)
使っていて楽しいかどうか?
カーシェアの醍醐味は、好きな時に、好きな場所で(ステーションがある場所で)、いろいろな車種のクルマを借りることができる点です。4年以上もカーシェアを使っていると、多少遠くても、せっかくだから違う車種、できれば外車や最新・購入な国産車に乗りたいと思うようになってきました。恐らく、これからカーシェアを始める人も、きっとこの気持ちがわかる日がくるはずです!笑
そんな時、タイムズカープラスが車種・台数ともにスバ抜けているため、いろんなクルマに乗れて本当に楽しいです。以下は、各社のベーシッククラスおよびプレミアムクラスで借りられるクルマの車種一覧です。こう見ると、本当に種類が多くてワクワクしますね!
画像が小さくて見にくい時は、表の左側のリンクをクリックすると拡大版が確認できますよ。
ベーシッククラス | プレミアムクラス | |
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タイムズ カープラス |
||
オリックスカーシェア |
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カレコ・ カーシェア |
ここで、車種と台数が豊富なタイムズカープラスですが、1点だけ惜しい点があります。それは、スバル インプレッサやXVがあるにも関わらず、EyeSight搭載車両が1台も無い点です。1回でいいから乗って見たかった…orz
そんな中、カレコ・カーシェアリングは、比較的最新車種を取り扱う傾向にあるため、レクサス CT・IS・NXを始め、メルセデス・ベンツ AMG45・CLA180、スバル レヴォーグ、マツダ 新ロードスター、トヨタ アルファード/ヴェルファイアなど、通常では手の届かないような高級車も安価に借りることができます。しかも!スバル車はもちろんEyeSight ver2,3を搭載しており、その他車種もレーダークルーズコントロールを搭載しているため、高速道路を使った長距離運転も非常に楽チンです♪
一方で、オリックスカーシェアはあまりパッとしない車種ばかりで、乗って楽しいか?と言われると、他の2社と比較すると見劣りします(ごめんなさい、オリックスさん…本音です)。
子供を乗せても大丈夫かどうか?
カーシェアの普及の足かせとなっている点として、私はチャイルドシートの有無があると思っています。
通常、どのカーシェアリングサービスでも、ジュニアシートは標準搭載していますが、幼児向けのチャイルドシートは搭載していません。チャイルドシートは着脱も大変なので、限られた時間で使うカーシェアに毎回チャイルドシートを搭載する事を想定する人は恐らく少ないでしょう。
ISO-FIX標準装備の車種を選ぼう
ISO-FIX(アイソフィックス)という言葉をご存知でしょうか?一般的に後部座席のシートベルトを使って固定するチャイルドシートは、固定方法が分かり難い上、付け辛いため、誤った装着の仕方による事故が多発していたそうです。
ISO-FIXは2012年7月以降に発売された自動車への搭載が義務付けられた、チャイルドシートの固定方法の国際標準規格のことです。
このISO-FIXの規格に準拠したチャイルドシートで、クルマへの乗せ降ろしがめちゃくちゃ簡単なチャイルドシートが日本に1台だけ存在しています。
実売価格では2万円以上ですが、もし2万円を切った価格になっている時は間違いなく買いですので、迷わず手に入れちゃいましょう。
私は実際このトラベルベストECを今年購入し、半年以上利用し続けていますが、着脱には30秒もかからず、非常に軽くて乗せ降ろしが簡単です(私の奥さんも非常に簡単と言っていました)。
タイムズカープラスと、カレコ・カーシェアリングで取り扱っている車種はほぼ全て2012年以降の車種ばかりなので、ISO-FIXは問題なく利用できます。
チャイルドシートは、6歳未満または身長140cm以下の子供には装着が義務付けられており、設置違反の場合は罰金は無いものの、免許点数1点減点となります。何よりも、最近はチャイルドシートを利用しなかった乳幼児が、エアバッグによって圧死するという痛ましい事故があったので、大切なお子様のためにも、たった2万円の出費は惜しくありませんよね。
カーシェアはタイムズカープラスとカレコ・カーシェアで決まり!
今回ご紹介したカーシェアの魅力は、全体のほんの少しに過ぎません。何よりも、維持費がかからないという精神的な優越感は、クルマを所有するのとはまた異なる嬉しさがあります。
クルマを所有した場合と比べて、浮いた年間数十万円の維持費を、最新の家電購入やおいしいお店で家族の食事費に使うのもよいでしょう。おおよその贅沢をしても、クルマを所有してかかる費用を超える事は無いと思います。
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特典 | |
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タイムズカープラス |
紹介者コード:0010457471 |
カレコ・カーシェア |
素敵なカーシェアリング生活を皆さんも一緒にはじめませんか?(^O^)/