カーシェア業界の競争が激化しています。
過去に紹介したカーシェアサービスの比較記事では、自家用車の稼働率がたった4.2%しかない事実と、カーシェアの低価格化を中心にオトクなサービスはどれかを比較しました。
あれから2年。カーシェアの業界シェアに大きな差は生じていませんが、新規参入のカーシェア会社や、カーシェアの利便性を向上させるサービスの登場で、カーシェアの人気は本格的に一般人に浸透してきたと言い切れます。
カーシェアの利用者数はとうとう130万人を超え、ステーション数は15,000箇所、車両は約30,000台に迫ろうとしています。
自動車の維持費は年間40万とも50万とも言われている中、カーシェアであればヘビーユーザでも年間利用料金が10万円を超える人はほぼいません。
公共交通機関で混雑する場所の移動を避け、途中からカーシェアで移動する利便性は一度体験するともうやめられないほど快適です。しかも、近所の使い慣れた車から、気分転換で高級車や外車を運転するなど、モビリティサービスの多様化はまさに発展の過渡期と言えます。
そんなカーシェアですが、主要5社の利用料金も横並び感はあるものの、その使い勝手やサービスの多様化で、これからカーシェアを始めるひとも、何も考えずにタイムズカープラスだけを利用している人は非常に損をしていますよ。
今回は、カーシェア各社の徹底比較2弾をご紹介しつつ、1番お得なカーシェアサービスとその利用のコツを皆さんのお伝えしたいと思います!
カーシェアサービス徹底比較
カーシェア界隈のTOP3は以前からずっと変わっていません。
中でも注目はNTTドコモが提供しているdカーシェアで、自社では駐車場も車両すらも保持していないのにも関わらず、ステーション数は約3,600カ所、車両台数も約6,000台という業界第2位のシェアを持っています。これは、オリックスカーシェアとカレコ・カーシェアリングクラブのサービスプラットフォームを使った横串しを指すサービスを実現しているからです。利用者から見れば、1つのサービスプラットフォームであらゆるカーシェアが使えることはメリットが多いため、今後dカーシェアは大いに発展していくものと考えられます。
とは言っても、やはり業界の先駆者であるタイムズカープラスを展開するパーク24はその10倍近くですから、実用性で言えばタイムズカープラスがやはりNo.1になります。
一方で、業界横並びのカーシェア利用料金に価格崩壊を起こした黒船「e-シェアモビ」が大きな注目を集めていたりします。
具体的にカーシェア業界トップ5社のサービスを比較してみましょう。
カーシェア業界トップ5社のサービス比較
カーシェア業界トップ5社のサービスを比較してみます。表が見にくくなるので、2つに分けてまとめました。dカーシェアはオリックス系とカレコ系で分けて記載しています。
タイムズ カープラス |
dカーシェア (オリックス) |
dカーシェア (カレコ) |
|
---|---|---|---|
ステーション | 11,181カ所 | 3,649カ所 | |
車両台数 | 22,928台 | 6,121台 | |
会員数 | 約100万人 | 約28万人 | |
プラン | 個人プラン | 月額費無料プラン | |
月額料 | 1,030円 | 無料 | |
ベーシック (15分) |
206円 | 220円 | 240円 |
プレミアム (15分) |
412円 | 320円 | 285円 |
6時間パック | 4,020円 | 4,200円 | 4,600円 |
12時間パック | 6,690円 | 6,500円 | 6,400円 |
24時間パック | 8,230円 | 8,000円 | 8,300円 |
夜間パック | 2,060円 (18:00〜24:00) |
2,500円 (20:00〜翌9:00) |
3,100円 (18:00〜翌9:00) |
レイトナイト パック |
2,060円 (24:00〜翌9:00) |
- | - |
ダブルナイト パック |
2,580円 (18:00〜翌9:00) |
- | - |
初回特典 | カード発行 1,500円無料 |
dポイント1,000pt付与 | |
紹介者特典 URL/コード |
登録サイト 0010457471 |
登録サイト | |
スマホアプリ | タイムズカープラス クイック検索 |
dカーシェア公式アプリ |
e-シェアモビ |
オリックス カーシェア |
カレコ カーシェア |
|
---|---|---|---|
ステーション | 202カ所 | 1,695カ所 | 1,954カ所 |
車両台数 | 202台 | 2,787台 | 3,334台 |
会員数 | 不明 | 約20万人 | 約8万人 |
プラン | 個人プラン | 個人Aプラン | ベーシック |
月額料 | 1,000円 | 980円 | 980円 |
ベーシック (15分) |
200円 | 200円 | 195円 |
プレミアム (15分) |
- | 300円 | 225円 |
6時間パック | 3,500円 | 3,500円 | 3,800円 |
12時間パック | 5,500円 | 5,200円 | 5,300円 |
24時間パック | 6,500円 | 6,700円 | 6,800円 |
夜間パック | 2,000円 (18:00〜24:00) |
2,500円 (20:00〜翌9:00) |
2,500円 (18:00〜翌9:00) |
レイトナイト パック |
2,000円 (24:00〜翌6:00) |
- | - |
ダブルナイト パック |
2,200円 (18:00〜翌6:00) |
- | - |
ビジネス ナイトパック |
2,500円 (17:00〜翌9:00) |
- | - |
初回特典 | 特に無し | ・月額2ヶ月無料 ・1,600円分付与 |
入会金 1,500円無料 |
紹介者特典 URL/コード |
登録サイト | 登録サイト | 登録サイト |
スマホアプリ | 未公開 | オリックスカーシェア 公式アプリ |
カレコカーシェア 公式アプリ |
ご覧の通り、カーシェアを利用するなら何も考えずにとりあえず タイムズカープラスを選んでおけばまず間違いないと言っても良いくらいのステーション数です。
次いで、dカーシェアもかなり健闘していますが、その理由は月額料金がずっと無料だということが1番の理由です。オリックスカーシェアとカレコ・カーシェアリングクラブ も月額費無料プランがありますが、ショート(10分/15分)や6時間以上のパック料金がdカーシェアと同じかそれ以上の割高で、取り扱う車両台数もdカーシェアが多い(オリックスとカレコの合併サービスなので当然)という点でやや見劣りしています。
黒船のe-シェアモビは、パックプランの価格も業界トップクラスの安値ですが、まだまだステーション数と車両台数の低さから、メジャー利用に程遠いというのが現状です。しかし、関東圏にお住まいの方は絶対e-シェアモビに加入しておくことをおすすめします。理由は続く利用料金比較でご説明します。
利用料金比較
カーシェア業界は業界トップ5社しか実質、実用的ではありません。earthcarやHonda EveryGoなどもありますが、とても普段使いに耐えられるサービス内容(ステーション数・車両台数)ではありません。earthcarはかろうじて、GT-Rやカイエン、BMWやベンツといった希少車種をカーシェアできる分評価できますが、さすがに毎日GT-Rは乗りませんよね。カーシェアを趣味の範囲で使う人は、月額無料なので加入しておいて損はないと思います。
そんなわけで、業界トップ5社の利用料金をイッキ見できる早見表を作成しました。利用時間に対し、どこが1番自分にピッタリの料金プランかを見つけるための参考にしてみてください。
上記の早見表から読み取れる内容を踏まえた、トップ5社のサービスの特徴をまとめると以下のような感じになります。
サービスの特徴 | |
---|---|
タイムズ カープラス |
・ステーション数、業界No.1 ・車両台数、業界No.1 ・唯一、全国47都道府県全てにステーションあり ・入会時に紹介者コードの入力すると、利用時間60分無料 |
dカーシェア |
・オリックス、カレコ、カリテコの合併サービスを提供 ・月額料金ずっと無料 ・全国主要都市の駅前にステーションあり ・個人間カーシェアのオーナー/ユーザー利用も可能 |
オリックス カーシェア |
・4時間30分以上の利用料金は業界最安値 ・最安値料金の自動適用機能あり ・全国主要都市の駅前にステーションあり ・月額費無料プランよりも、dカーシェアがおすすめ |
カレコ カーシェア |
・ステーション数、車両台数は業界No.2 ・他社が15分刻み利用に対し、10分刻みの利用が可能 ・4時間30分までの利用料金は業界最安値 ・月額費無料プランよりも、dカーシェアがおすすめ |
e-シェアモビ |
・どんなに長時間予約・長距離走行しても、距離料金無料 ・日産最新車種のリーフ、ノート e-Powerのみを配置 ・ナイトパックと24時間パックは業界最安値 ・免許証をそのままIDカードとして利用可能 |
各社様々なサービスの特徴があり、単純比較はできませんが、ご自身の住む場所や、近場のステーションはどのカーシェア会社になるかが、契約するカーシェア会社を決める上で重要なものになると思います。
ちなみに7年以上カーシェアを利用している私は、上記5社全てのカーシェアを登録していますが、コストパフォーマンスを最優先するのであれば以下の契約と使い方をすると思うので、参考にしてみてください。
コスパ最強のカーシェア契約と使い方とコツ
まず、私の考える”コスパの良いカーシェア”の定義とは「いつでも気軽に、安く、楽しく自動車を利用できること」です。これをカーシェアの用語に置き換えると以下のようになります。
- いつでも気軽に = ステーション数が多く、行動圏内で予約できる車両が多い
- 安く = 短時間や特に長時間の利用でも、レンタカーより利用料金が安い
- 楽しく = 様々な種類の車種や最新車種に、気分や用途に応じて乗り換えられる
つまり、ステーション数と車両台数が多く、車種も豊富で、安く気兼ねなく利用できるカーシェアが良いのです。言葉にすると当たり前の希望なのですが、現状そのようなカーシェアはタイムズカープラスが最もそれに近いのですが、安さと楽しさの面でやや不満が残るのは、カーシェアのヘビーユーザーなら納得してくれるはず。。。
そんな私は、カーシェアの契約会社とプランの使い分けで、これら全てを満たすことができると考えています。それが以下の内容です。
特に意識したいのは、長時間かつ長距離の利用予定があらかじめわかっている場合は、利用の2週間前から予約できるe-シェアモビを絶対に利用すべきという点です。それは、e-シェアモビだけが唯一、どんな長時間利用・長距離走行でも、距離料金(1kmあたりの料金で他社は16〜18円/kmかかる)が一切不要だからです。
例えば、朝9時に東京駅を出発し、名古屋駅で友達の結婚式に参列&宿泊し、翌朝15時時まで東京駅に戻ってくる30時間の利用料金を、タイムズカープラスとe-シェアモビで比較してみます。
タイムズカープラスの利用料金
- 24時間パック:8,230円
- 延長6時間:4,944円(206円/15分 × 24)
- 距離料金:12,528円(18円/km × 696km)
- 合計:24,702円
e-シェアモビの利用料金
- 24時間パック:6,500円
- 6時間パック:3,500円(200円/15分 × 24 = 4,800円の適用ではない)
- 距離料金:0円(0円/km × 696km)
- 合計:10,000円
その差額、14,702円!しかも、e-シェアモビは最新の自動ブレーキやバックカメラ、さらに長距離走行にありがたいACC(オートクルーズコントロール)も搭載しています。タイムズカープラスのフィット(3年落ちの2015年モデル)とは比較するのもおこがましいくらいです。e-シェアモビは、リーフ以外にもノートe-Powerもあるので、ガソリン車で安心した長距離走行も可能です。
e-シェアモビはこんなに安くて本当に大丈夫なのかと疑いたくなるくらいですが・・・。仮にノートe-Powerの燃費が18km/Lとした場合、696キロの走行には約39Lの燃料が必要です。2018年10月末現在でレギュラー160円/Lなので、ガソリン代で6,240円かかった計算になります。利用料10,000円からの差し引きで3,760円の利用料金で東京⇔名古屋間を最大5人乗せて往復できるわけです。日産さん、大丈夫・・・?汗
ついでに比較すると、東京駅⇔名古屋駅の新幹線最安値(EX早特21:8,800/人×往復)で1人あたり17,600円、5人なら88,000円なので、e-シェアモビの10,000円と新幹線との差額はなんと最大78,000円の計算になります(最低の1人乗車でも7,600円のお得になります)。
ただし、e-シェアモビはまだステーション数が少ないため、自身が住む県内にステーションがあっても、すぐ近くにはない可能性の方が高いでしょう。そうした場合は、dカーシェアを契約することで、月額費無料でタイムズカープラスよりも安価に30時間利用が可能です。
これらのことから、タイムズカープラス・dカーシェア・e-シェアモビの3社契約しつつも、毎月1,030円の維持費で、短距離・長距離問わず「いつでも気軽に、安く、楽しく自動車を利用」ができます。
※e-シェアモビの月額費無料は、2018年11月30日までとなっており、その後は月額基本料1,000円が必要となります。
カーシェアの裏技
カーシェアのお得っぷりは十分にお伝えできたと思います。そんなカーシェアですが、各社でプチ裏技が存在しています。使えるものからそうでないものまでありますが、参考にしてみてください。
1.点検時間を利用時間に充てることができる
もはや有名になりつつありますが、例えばタイムズカープラスで10:00〜10:15までの15分間の利用をする場合、実は予約した15分前の9:45から車両利用が可能になります。
この15分間は「車両の点検時間」に充てるためにカーシェア会社が定めているものなのですが、実際は車両点検に5分も掛からないため、15分間の予約で実質30分利用可能になってしまうというわけです。206円/15分なので、結構バカにできませんよね。
ちなみに、9:45から利用して10:00前に返却しても、15分間分の利用料金は請求されるのでご注意を。そうしないと、永遠に無料で使えてしまいますからね・・・。
※タイムズカープラスのみ15分前から利用可能ですが、それ以外は10分前から利用可能になります。
2.キャンセル料金を不要にすることができる
まず、各社は予約のキャンセル時間に応じたキャンセル料を規定しています。
予約のキャンセル時間 | キャンセル料 | |
---|---|---|
タイムズ | 開始予約時刻の1分前まで | ・予約開始時間からキャンセル手続き完了時間までの時間料金の100% |
dカーシェア | 開始予約時刻の1時間前まで ※75分経過時は自動キャンセル |
予約した時間料金の50% |
オリックス カーシェア |
開始予約時刻の1時間前まで ※75分経過時は自動キャンセル |
予約した時間料金の50% |
カレコ カーシェア |
開始予約時刻まで | ・予約時間が6時間以内の場合:予約開始時間からキャンセル手続き完了時間までの時間料金の100% ・予約時間が6時間を超える場合:予約時間全ての時間料金の100% |
e-シェアモビ | 開始予約時刻の1分前まで | ・予約開始時間からキャンセル手続き完了時間までの時間料金の100% |
利用開始1分未満〜利用開始時間以降 | ・ご予約された開始時間から終了時間までのご利用料金100% |
予約時間を過ぎてからのキャンセル料がかかるのは納得ですが、利用開始時刻の1時間前以内にキャンセルした場合、予約した時間料金の50%がかかるdカーシェアとオリックスカーシェアは結構痛手になることがあります。(カーシェアを良く利用していると、予約したのを忘れることってちょいちょいあるんですよ・・・)
ところが、利用時間1時間前を切っていても、予約時間を1時間以上先に変更することで、その後キャンセルしてもキャンセル料が発生しません。
予約時間を過ぎたら、まともな人ならちゃんと支払ってください・・・。とは言っても忘れるときは忘れるので、アドバイスとしては予約時間になったら各社メール通知してくれるので、ちゃんとメールを受けられるようにしておくのが良いでしょう。
3.予約した車両が利用不可となった場合、タクシーが使える
これはまだタイムズカープラスでしか試したことがないのですが、カーシェアを利用していると前利用者の交通トラブルや車両トラブル等で、予約していた車両が使えないというメールまたは電話通知があることが稀にでてきます。
そのような時は、基本的には最寄りのステーションの空き車両を案内してくれるのですが、提案されたステーションまで歩いて行くには遠い場合もあります。この際、ステーションまでの往復をタクシーで行きたい旨を伝えると、なんとタクシー代金を全額負担してくれるんです。
私の場合、過去に4回ほどタクシーで他のステーションを利用したことがありますが、最大片道1,800円くらい(往復3,500円前後)でもちゃんと返金されました。返金処理は、後日送付されるパーク24からの封筒が届き、そこにタクシーの領収書を貼り付けて返送することで完了となります。
金額は、利用料金から割り引かれるように返金されるのですが、返金によってその月の利用料金が0円以下のマイナスになった場合、クレジットカード会社経由でマイナス金額(返金)されます。さすが大手、太っ腹ですね。パーク24以外が同様の対応をしてくれるかは不明のため、もしご存知の方がいらっしゃれば是非教えてください。
カーシェア利用時の注意点
カーシェアサービスの比較と利用のコツ・裏技は以上ですが、最後のカーシェアをこれから利用される方に向けて、注意点をお伝えします。
それは利用開始時に、必ず車両の写真を撮っておくことです。
最近、カーシェアではありませんが、レンタカーを借りた人からのこんなTwitter投稿が話題になりました。
レンタカー借りた時に、旦那が「車の写真撮っといた方がええぞ!」って言うから、仕方なく撮っといたんだよね。
— すここ (@_SUCOCO) October 20, 2018
そしたら返却するときに「貸出時になかった傷があります」とか言われて見たら、バンパーの下の方にちっちゃい傷が😱
写真見返したら、最初からついてた!詐欺られるとこだった😖 pic.twitter.com/fRJlM2XuBt
ニコニコレンタカーで傷1つで7万請求されたのが話題になっていますが
— たっつんお (@musashinotatu) October 23, 2018
私も経験している1人です。
足回りの傷1つだけつけただけで、8万請求されました。既に他人
の傷が沢山ついていましたが、全ての傷を板金したようです。これ詐欺ですよ... pic.twitter.com/iI0lPhRBTQ
大手レンタカーだとこのようなことは少ないですが、格安レンタカーでは、傷の確認が甘い利用者を騙して、自分がつけた傷ではないものをあたかも自分がつけた傷かのように言われ、費用を請求される例があります。
これは何もレンタカーに限ったことではありません。カーシェアでも、というか管理する人の目が一切ない分、カーシェアの方が「誰がつけた傷かわからない」ことが多々あります。オリックスカーシェア等は、車両内に傷チェックシートがあり、定期点検整備を行った担当者が、認識されている傷がどこかをはっきり記載しているのですが、最大手のタイムズカープラスはチェックシートがありません。
私の実体験ですが、以下の写真は私が去年の11月頃にタイムズカープラスでフィットを利用しようとしていた際についていた傷です。バックドア左下にがっつりえぐり傷、さらに右後ろフェンダー付近にベッコリと凹み傷があります。
嫌な予感がして乗車前に撮影しておいたのですが、さすがにひどい傷なので、利用者が自己申告しているものと信じて疑いませんでした。
しかし、その日の夕方にパーク24から着信があり、「○○ステーションにあるフィットに大きな傷が複数あるとの次利用者様から報告がありました。つきましては、傷修復のための費用について云々・・・」といきなり電話があったのです。
まさかと思い、自身が乗車した際にも既についていた傷で、あまりにも大きな傷のため自己申告されているものと思い、連絡しなかった旨と、その証拠写真があることを伝えると、なんとか納得してくれました。オペレーターの人も、「ちゃんと乗車前に申告してほしい」と言われましたが、正直それは私の落ち度ではなく、前利用者かそれ以前の人に言ってほしいものです。
この経験で得られたことは以下のことです。
- 必ず乗車前に写真を取る(車両がキレイな場合であっても!室内も可能な限り撮る)
- 傷がひどい場合は、必ずオペレーターに連絡する
- 車内の汚損や異臭等、乗車に耐えない場合もオペレーターに電話して車両変更を申し出る(他のステーションに案内される場合は、タクシー利用も視野に交渉!)
正直、傷を見つける度にオペレーターへ電話するのは大変です。しかも、すぐに繋がらない事が多いです。平均で1〜3分は待たされます。他人のせいで、なんで自分の貴重な利用時間が奪われるのかと、超イライラします。
しかし、利用者1人1人がオペレーターへの連絡を徹底すれば、必ず傷をつけた犯人が判明します。カーシェアの神様は必ず見ています。自分の車じゃないと思って、傷を放っておく不届き者は、必ず罰が当たります!これは、これからカーシェアを利用する全ての方にお願いしたいことですね。
楽しく快適なカーシェアライフをみんなで発展させていこう
トヨタとソフトバンクがMaaS(Mobility as a Service)で連携を発表したように、今後、私たちの生活と車の関わり方はガラッと変わると思います。
所有から時間貸しへとシフトし、交通手段の多様化が今後もますます発展していく中で、どうしても避けて通れないのが一部の利用者による「マナー違反」です。
絶対に事故をしないように運転するのは難しいですが、傷をつけたり事故にあったら、必ず報告し、その費用を支払いましょう。運転が不慣れな人はNOC(ノンオペレーションチャージ)を200〜300円でつけることで、免責2〜5万円で損害補償してくれるオプションも各社用意しています。そうしたオプションを利用し、全てのカーシェア利用者が楽しく・快適に利用できるよう、カーシェアライフをみんなで発展されていきましょう。
@umame4はカーシェアマニアの1人として、カーシェアという価値のあるお買い物を今後も利用していきます!
カーシェア主要5社 | ||||
---|---|---|---|---|
タイムズカープラス |
dカーシェア |
オリックスカーシェア |
カレコカーシェア |
e-シェアモビ |