早速買っちゃいました!最新の全録機レグザサーバーDBR-M4008!イヤッッホォォォオオォオウ!!!
こんなテンションが高い理由は何を隠そう、家電マニアの@umame4にとって、レグザサーバーはとても歴史深いものだからです。
東芝の全録機レグザサーバーのここ数年の動向をご紹介すると、まず2011年12月に発売された東芝レグザブルーレイのMシリーズ「レグザサーバー DBR-M190/M180」は、レコーダー業界において空前のロングセラーを成し遂げたことで有名です。当時は「地デジ放送6チャンネル分を15日分録画して一時保管する」という、いわゆる「録って見て消す」という概念を無くし、いつでも過去にさかのぼって番組を見られる「タイムシフトマシン」が愛称となり老若男女問わずヒットしました。
それから1年半が経過した2013年6月、地デジ録画のみであるDBR-M190/M180の後継機種となるDBR-M490が発売され、BS/CSチャンネルも全録対象となり、名実ともに全録機として完成しました。
その後2015年2月にDBR-M590、2017年2月にDBR-M3007/M1007といった具合に全録機Mシリーズはマイナーアップデートを重ね、2018年6月に最新機種DBR-M4008が今回登場しました。ここまで紹介すると単純に疑問として浮かぶのが「全録機として完成されたはずのDBR-M490から、今回発売のDBR-M4008で何が変わったの?」という点です。
そこで今回は、DBR-M490と大幅アップデートとした最新機種DBR-M4008の両方の機能・操作性を徹底比較して、その魅力を皆さんにお伝えしたいと思います。
DBR-M4008とDBR-M490のスペック比較
まずは新機種DBR-M4008と、旧機種DBR-M490のスペック比較を見てみましょう。
機種名 | DBR-M4008 | DBR-M490 |
---|---|---|
イメージ | ![]() |
![]() |
発売 | 2018年6月 | 2013年6月 |
HDD容量 | 4TB | 5TB |
外付け HDD容量 |
最大6TBまで (同時接続は最大4台まで) (登録は最大8台まで) |
最大4TBまで (同時接続は最大4台まで) (登録は最大8台まで) |
チューナ数 | 地デジ/BS/CS×3個 地デジ/BS/CS×3個 地デジ×1個 |
地デジ×9個 BS/CS×6個 |
タイムシフト 可能ch |
7ch (地デジ/BS/CS×7ch) |
8ch (地デジ×3ch) (地デジ/BS/CS×3ch) ※外付けHDDで+2ch |
最長録画 可能日数 |
6ch×約15.5日 (スマホ長時間画質) |
6ch×約17日 (AVC最低画質) |
ざんまいプレイ | ● (時短再生機能あり) |
● |
録画モード | DR放送画質 AVC最高画質 AVC高画質 AVC中画質 スマホ高画質 スマホ長時間画質 |
DR放送画質 AVC最高画質 AVC高画質 AVC中画質 AVC低画質 AVC再低画質 |
エンジン | R-2 (新ユニフィエ) |
レグザエンジンCEVO (旧ユニフィエ) |
マジック チャプター |
● (タイムシフトマシン) (通常録画) |
● (通常録画のみ) |
ビジュアル 過去番組表 |
● | - |
フォルダ機能 | ● (フォルダ内連続再生あり) |
● |
スマホ連携 (宅外視聴) |
● (iOS/Android) |
- |
外部映像音声 入力/出力 |
●/- | ●/● |
SeeQVault | ● | - |
再生可能 メモリカード |
SD/SDHC/SDXC (内蔵HDDへダビング可) |
SD/SDHC (内蔵HDDへダビング可) |
HDMI出力 | 1系統 (4K/24p、1080/60p・30p) ※Deep Color出力対応 |
1系統 (1080/60p・30p) ※Deep Color出力対応 |
有線LAN | 1系統 (100BASE-TX/10BASE-T) |
1系統 (100BASE-TX/10BASE-T) |
無線LAN | ● (IEEE802.11.ac/a/b/g/n) |
● (IEEE802.11.a/b/g/n) |
B-CASカード スロット |
miniB-CAS (地デジ/BS/CS共用:2) |
B-CAS (地デジ専用:1) (地デジ/BS/CS共用:2) |
消費電力 (動作/待機) |
42W/約8.1W | 67W/約10.3W |
年間消費 電力量 |
25.1kWh/年 | 27.6kWh/年 |
外形寸法 (W×H×D) |
430×59×219mm(突起部含む)/ 430×59×209mm(突起部含まず) |
430×80×336mm(突起部含む)/ 430×80×321mm(突起部含まず) |
質量 | 約3.0kg | 約6.4kg |
ご覧の通り、DBR-490の発売から5年が経過して発売されたDBR-M4008の性能差は歴然です。その中でも気になるのは、「DBR-M490から買い換えるだけの価値がある新機能・性能は何?」という部分ですよね。個人的には、以下の点だけでもDBR-M4008に買い換える価値は十分にあります。
- 新エンジンR-2(新ユニフィエ)搭載で操作性がサクサクになった
- スマホ連携で宅内/宅外でのiPhone/iPad/Android端末で番組視聴が可能になった
- SeeQVault対応になった
- 本体がコンパクト&軽量になった
特にスマホ連携がタイムシフトマシンと非常に親和性が良く、タイムシフトマシンという「どんな番組でも見られる」メリットに、スマホ連携の「いつでもどこでも見られる」メリットが付加されたことで、とりあえず録画したけど結局見ないまま自動削除されたという場面が一段と少なくなりました。
また、本体の大幅なコンパクト&軽量化は、これまでテレビボードの一部を占有していたレグザサーバーの煩わしさを減少させ、さらに発熱や動作音の低下にも寄与しています(実際、DBR-M490では冷却ファンが2機だったのが、DBR-M4008では1機のみとなっています)。
そんなDBR-M4008の特徴を、製品レビューと合わせて一気にご紹介しましょう。
DBR-M4008製品レビュー
というわけで、購入した新レグザタイムシフトマシンDBR-M4008をレビューします。
まずは外箱はこんな感じ。レグザタイムシフトマシンは、東芝映像ソリューションという会社が販売しています(実際の中身は船井電機のOEMですが)。
東芝映像ソリューションは、2018年2月末に中国のハイセンスグループに売却されているため、TOSHIBAロゴを使用しているだけで、実際は既に中国の会社というわけですね。製品が素晴らしいだけに、なんとも寂しい・・・。
開梱後がこんな感じです。
写真に撮り忘れてしまったのですが、上記の写真内容を含む以下が付属品として同梱されています。
- レコーダー本体
- ワイヤレスリモコン
- リモコン用電池(単四形×2個)
- 同軸ケーブル(1.5m)
- B-CASカード(赤miniB-CAS2枚)
- 取扱説明書
レコーダー本体前面はプラスチック製ですが、シルバーのヘアライン加工がされていて少し高級感のある雰囲気があります。また、後ほど比較しますが、旧機種のDBR-M490が本体前面に電源ボタンが配置されていたのに対し、DBR-M4008では本体上部に配置されています。
前面パネルを開くとこんな感じに、B-CASカードを挿入するスロットが2つと、BDドライブ、SDカードスロット、メモリ専用USB端子(用途不明)があります。
本体側面はなんということは無い、単純な作りです。マニアなレグザサーバーファンの方は、この側面にあるネジも外して、内蔵HDDの換装なんかをやってみたりします。(私も過去のレグザサーバーでは何度かやりました)
背面がこちら。必要最低限の各種端子のみしかないのが好印象です。1つ前の機種であるDBR-M3007/M1007を所有している方は、全く一緒の入出力端子なので変わり映えはしないでしょう。
電源コードは1.5mあります。この辺りは、旧機種DBR-M490からもほぼ変更がされていません。何か規格とかがあるのかも?あまり詳しくなくてすみません。。
DBR-M4008とDBR-M490の比較レビュー
DBR-M4008の動作レビューの前に、旧機種DBR-M490との比較レビューを見てみましょう。
外観の比較
写真左がDBR-M4008、右がDBR-M490です。サイズの違いは外観から見ても明らかですが、具体的にサイズは以下の通り。
DBR-M4008:W430×H59×D219mm(突起部含む)
DBR-M490:W430×H80×D336mm(突起部含む)
幅は変わらず、高さが21mmダウン、奥行きが117mmダウンしている点がM4008の進化点ですね。
写真を見てるもわかる通り、奥行きが117mm小型化したことで設置スペースで悩むことが少なくなりました。
高さも比較してみましょう。下段がDBR-M490、上段がDBR-M4008です。
高さはわずか21mmの小型化ですが、実際に並べてみるとその違いが明確です。そもそもM490の高さが大きかったということもありますが。
入出力端子の比較
背面の端子部も見てみましょう。大きな違いは以下の3点。
- 映像音声出力(黄・白・赤端子)がM4008には無い
- デジタル光音声出力がM4008には無い
- 冷却ファンがM4008には1つしかない(M490は冷却ファンが2つ
1つ目の映像音声出力は、いわゆるコンポジットケーブルを接続するためのものでしたが、昨今HDMI端子を備えたテレビやモニターが普及したこともあり、まず必要性がゼロです。
2つ目のデジタル光音声出力も同様で、古い据え置き型のオーディオ機器やテレビ・ゲーム機などに搭載されていた端子なのですが、こちらもHDMI端子の普及で必要性がほとんどなくなってしまいました。
3つ目の冷却ファンですが、レコーダー本体の小型化と、内蔵基盤の発熱低下が相まって冷却ファンが1個になっても十分なのでしょう。現に、発熱はM490と比較してもかなり低下しているのを感じました。
このことから、端子やファンが削減されているのはデメリットではなく、むしろ小型化に貢献するために合理化された点であり、全てにおいてDBR-M4008の進化が伺えます。
B-CASカードの比較
M490は通常のB-CASカードを採用しているのに対し、M4008はminiB-CASが採用されています。昔はminiB-CASっていうものがなかったので、こうした利権のため(もといコピー等の著作権侵害防止のため)のカードこそ小型化してほしかったので助かります。むしろ、無くなってほしいくらいですが。
重量の比較
重量は公式ではM490が約6.4kgに対し実測6.3kg、M4008が公式で約3.0kgに対し実測2.8kgと、いずれも若干軽いようです。
リモコンの比較
リモコンはパット見同じですが、以下の3つのボタン名称が若干変更になっています。
[レコーダー]→[BD]
[ざんまいプレイ]→[時短]
[過去番組表]→[タイムシフト]
ざんまいプレイから時短は機能が進化していますが、その以外は単なる表記変更だけで機能差はありません。使い勝手の面では、M490からM4008に変わっても全く違和感がありませんでした。
番組表の比較
東芝レコーダーの番組表は、テレビのREGZAの番組表を踏襲すれば良いのに、なぜか独自路線を行くという意味不明のレグザサーバー仕様なのは、M4008になっても同様です(汗)これはレグザサーバーが船井電機のOEMということで仕方ないのかもしれませんが、それでもM4008はM490から若干の改善がなされています。なお、表示しているテレビは同じく東芝REGZA 50Z10Xになります。
撮影が下手くそですみません、なぜかM4008の写真の周辺が暗くなっちゃったので、番組表部分だけに注目ください。同じ時間帯の番組表じゃないので、単純比較は難しいですが、どちらもメイリオフォントではっきりくっきり表示されています。M4008は番組表を表示する時間帯の幅が増え、一見して情報量が増えた印象を受けますね。
全体的にはM490が白色基調な番組表なのに対し、M4008は黒色基調になっています。さらに、M4008は、番組のジャンル毎に各欄の左側が色分けされており非常に見やすくなっています。また、M4008は画面右上にHDDへの録画可能時間が表示されている点も評価できます。
番組表の表示チャンネル数は3・6・9・12で変更も可能です。
以下が9チャンネル表示。
さらに以下が12チャンネル表示。なのですが、私が住む神奈川県の視聴環境では最大10チャンネルしかないため、12チャンネルだと左右に余白ができてしまって意味がありませんでした。
さらにM4008の過去番組表を見てみると、2015年のレグザサーバー(DBR-T670)から採用された「ビジュアル過去番組表」にも対応しているのがわかります。
ビジュアル過去番組表は、通常の番組表にサムネイル表示させることで番組のイメージをユーザーに直感的に伝える手段として非常に役立ちます。M490にはない機能なので、小さな文字を見るのが苦手な高齢者などには喜ばれる機能でしょう。番組表の並び順も変えられる地味な機能もあるのが嬉しいですね。
ちなみに、ビジュアル過去番組表は3・6チャンネルの2つのみ選択可能となっています。
録画番組の引っ越し
DBR-M490からDBR-M4008に移行する際、M490で撮り溜めた録画リストをM4008に移動(ムーブ)することができます。録画リストの移動については、LANケーブル1本をお互いのLAN端子同士で接続すればOKです。
移行の手順は至って簡単です。移行元であるM490側の操作を、以下の画面の手順に従って行えばすぐに終わります。
1.DBR-M490のメニュー画面から、「ダビング」を選択。
2.ダビング元として「HDD」を選択。
3.ダビング先として「LAN」を選択。
4.表示される候補の中から「DBR-M4008」を選択。
5.M490の録画リストが表示されるので、移行したい録画番組を選択(1つでも複数でも選択可能)。
例えば以下の画面のように複数選択が可能。選択番組数が増えると、トータルの録画時間も増えるので、移行時間も増えてしまいます。時間に余裕がないときは、1つずつ移行することをおすすめします。
6.移行する録画番組を決めたら、「決定」を選択。
7.「ダビング開始」を選択すると、30分番組を約5分程度でM4008に移行してくれます。
こんな感じで、一気に複数選択して一晩放置すれば、数時間〜数十時間の録画番組も簡単に移行できてしまうのでとても楽チンです。
DBR-M4008動作レビュー
いよいよ気になるDBR-M4008の動作レビューです。これは文章で伝えるよりも、実際の動作をご覧いただいた方がわかりやすいので、動作のサクサク具合いが皆さんの許容範囲かどうかの目安に是非してみてください。
まず、DBR-M4008の動作の良し悪しを比較する上で、参考となる前機種DBR-M490の動作レビューをご覧ください。
ぶっちゃけ、DBR-M490でも十分なほどのサクサク具合いです。Sonyのnasneとかを基準とする人は遅く感じるかもしれませんが、他社(Sony含む)のレコーダーの動作速度と比較しても、非常に快適な動作をしています。
続けてこちらが最新機種DBR-M4008の動作レビューです。
動作レビューにはいろいろな動作の検証を織り交ぜています。細かくご説明しましょう。
- 0:03〜番組表とその挙動
- 0:29〜スタートメニュー
- 0:43〜タイムシフトマシン過去番組表
- 0:57〜タイムシフトマシン過去番組表の再生
- 2:11〜番組表の文字サイズ切り換え
- 2:25〜録画番組の再生
- 3:32〜録画番組の再生(らく見:CMのみ早飛ばし再生)
ざっとこんな感じです。
リモコンの手操作を同時にお見せできないのが残念ですが、全体的にDBR-M490との比較をすると、まずはリモコンのボタン操作音からもボタン操作とその挙動が遅延なく同期しているのがわかると思います。
さらに録画番組リストも非常に見やすくなり、再生を押下してからのタイムラグも非常に少なくなりました(DBR-M490では再生ボタンを押してから2〜3秒程度待たされていました)。
録画番組の再生には、4種類から選択が可能です。
通常再生:録画番組をそのまま再生します
らく見:録画番組に打たれたチャプターを元に、CMのみを早送り再生(スキップ)します
らく早見:らく見に加え、本編を通常の1.3倍の速度で再生します
飛ばし見:本編部分を20分割し、15秒再生するごとにスキップします
通常再生以外は時間短縮再生の略称で「時短」という機能になっており、一言で言うと、「撮り溜めても見る時間がない人向けに準備された、その人好みの再生方法」といたっところでしょうか。
この「時短」再生ですが、通常録画だけでなく、常に撮り溜めているタイムシフトマシンでも適用できるのですから、超便利なのです。唯一の欠点は、私はいつもテレビのREGZAリモコンからテレビとレコーダーのどちらも操作するのですが、基本的にREGZAリモコンからでは通常再生しか選べないという点です。これは、50Z10X発売時には時短再生機能がそもそもなかったので、無理もないのですが汗
スマホ連携レビュー(スマホdeレグザ)
ここが重要なところです。
DBR-M4008の本当に前機種であるDBR-M2007/1007には無い機能に「スマホdeレグザ」機能があります。ここを紹介せずに最新レビューを語るなかれ!
気になる操作性、再生画質などいろいろ気になる人は多いでしょう。今回はその辺りも徹底レビューしますよ。
DiXiM Playで「スマホdeレグザ」
スマホdeレグザは、それ専用のスマホアプリがあるわけではありません。代わりにデジオン社が提供しているテレビ視聴アプリ「DiXiM Play」を使ってその機能を有効にします。
まずiOSやAndroidでDiXiM Playをダウンロードし、起動後に表示される案内に従い、アプリライセンスキーを登録します。登録する前に、使い勝手を知りたい方はトップ画面にある「まずは試してみる」を押してみてください。
DiXiM Play | |
---|---|
iOS | Android |
![]() |
ライセンスキーの登録完了または、試用登録が完了したらアプリ画面の「リモート」タブからペアリングを行います。ペアリングを行う際は、スマホとDBR-M4008が同じネットワーク内に存在している必要があります。
ペアリング完了後は、他のWi-Fiからでも3G/4G/LTEからでも自宅のレグザサーバーにアクセスが可能になります。
ペアリングが完了すると、「リモート」タブ画面の[ペアリング済みのサーバー]の一覧にDBR-M4008が表示されるため、DBR-M4008をタップすると
- スマホdeレグザ
- 持ち出し番組を見る
の2つが選択できるので、「スマホdeレグザ」を選択します。
DiXiM Playでスマホ deレグザを起動すると、以下のメニューが表示されます。
- 放送中番組を見る
- 録画番組を見る
- 過去番組表から見る
- 時短で見る
- リモコン
まずは放送中番組、つまりDBR-M4008からのライブ配信の番組を見てみましょう。
スクリーンショットはiPhoneXで撮影したものなので、地デジの16:9のアスペクト比に対して16:8のiPhoneXでは左右に黒帯が出ちゃいます。iPhone 8 / 8 Plusだと16:9なので左右に黒帯がなくフルスクリーンで表示ができます。
画質はさすがの地デジ画質を表示するスマホ向けにコンバートしたものなので非常にキレイです。画像は横向き表示のものですが、縦表示も可能です(縦表示の場合は上下に大きな黒帯が表示されます)。
次に録画番組を見てみます。
録画番組は再生コース選択が可能で、通常再生と早見再生(通常再生の1.25倍の速度で再生)が選べます。残念なことに「らく見」再生が選択できないため、CMを早送りスキップができません。これはDiXiM Play側がスポンサーに配慮した仕様と思われます。
なお早見再生は、サーバーや通信の状況によっては頻繁にバッファリングが発生してしまい一時的に再生が止まる場合があるとのこと。私はスマホで録画番組を見るときは通常再生しか使わないので全くデメリットではないですが。
録画番組は「らく見」再生はできないものの、チャプターは打たれているので任意のチャプターから再生することも可能です。
さらに字幕表示にも対応していますが、なぜか「表示する」を選択しても字幕が表示されません。恐らく字幕表示されるための細かな条件があるのでしょう。
続けて過去番組表からの再生方法も見てみましょう。
過去番組表からの再生は、タイムシフトマシンで常時録画している番組の再生のことを言い、字のごとく過去番組表から任意に番組を選択します。番組表は非常にヌルヌルで見やすく、過去にBing番組表を使ったことのある人ならそれをイメージしてもらえれば全く同じ感じです。
文字サイズは4段階まで調整でき、以下の画像の左側がズーム2で、右側がズーム1(1番小さな文字)です。ズーム3になると2番組の列しか表示されず、ズーム4だと1番組とちょい隣の番組が見えるくらいまでズームされます。
ちなみにライブ配信の地デジ映像も、通常の番組表から選択できます。文字サイズがズームできる仕様は、過去番組表と同じです。
最後に、外出先から4G/LTE回線でライブ配信再生した時の画質を見てみます。
ざっくり言うとワンセグと地デジの中間くらいの画質で見られます。正確に言うと、画質は低画質・通常画質・最高画質の3段階から選べるのですが、回線速度にもよるのでしょうが、低画質以外はほとんど使い物にならないくらい、再生から表示までの時間がかなりかかります。仮に再生されても、すぐに止まってしまったりなど実用に耐えませんでした。
この他、時短で見るやリモコンがありますが、ほぼ使うことはないと思うのでここでは割愛します。読者の方で希望される方はコメントいただければスクリーンショット等を掲載したいと思います。
内蔵HDDの換装も可能
これは私もまだ試していないのですが、有志が内蔵HDDの換装に挑戦し、なんと成功したようです!
DBR-M2008/4008には東芝製の2TBおよび4TBのHDDが内蔵されていますが、これを8TBまで換装できた報告がありました。画像はWestanDigital Redで、主にNAS用途のHDDになります。
ご覧の通り、通常4TBでは369時間12分が残量(DR)なのに対し、ほぼ2倍の739時間20分が表示されています。ちなみに、前機種DBR-M2007/1007では最大4TBまでしかHDDの換装に対応していなかったので、これはレグザサーバー愛用者には歓喜の情報ですね。有志に感謝!
ただ、個人的にはほぼ24時間の常時録画を考慮すると、WD Redよりも監視カメラ用途として推奨されているWD Purpleの購入をおすすめします。予算を抑えたい人は、DBR-M2008を購入して2TB→4TBへのHDD換装もおすすめです!
最強の全録機レグザサーバーで快適なテレビライフを!
今回は最新の全録機レグザサーバーDBR-M4008を徹底レビューしてみました。
レコーダーは、他の生活家電と同様に、一度購入したら数年は買い換えないものなので機種選びは非常に慎重になりますよね。私もかなり吟味に吟味を重ねました。前機種であるDBR-M490を使用していたこともあり、使い勝手は店頭で問題ないことを確認し、さらにスマホdeレグザ機能に魅力を感じ、この機種に決めました。その結果は謙虚に言っても「大正解」だったと胸を張って言えます。
私の場合、テレビもタイムシフトマシンを搭載した50Z10Xということもあり、テレビとレグザサーバーとを合わせて、全ての地デジ番組(10番組)をほぼ24時間録画しています。さらに外付けHDDを6TBも利用しているので、全番組を約3週間ずっと撮り溜めておくことができています。
そこまで録画漬けにする必要もないと思いますが、ここまで来ると録画し忘れという心配もなく、録画の概念から開放されます。テレビ大好きっ子の人には心からおすすめできる機種がDBR-M4008です。
今年も終盤に差し掛かろうとしていますが、価値のあるお買い物にブレはありませんね!