受験シーズンも終わりを迎えつつある中、新生活をスタートさせる人も多いことでしょう。親御さんであれば、中学・高校に進学するお子さんに携帯を買い与えるシーズンでもあります。
携帯電話は決して安くありません。近年、iPhoneやAndroidといったスマートフォンを欲しがる子供も多いでしょうから、毎月5000円前後の出費は覚悟しなければならなくなります。しかし、何よりもスマートフォンは端末価格が高いことでも有名ですから、イニシャルコストもバカになりません。
1円でも安く買えたら!
親御さんであってもなくても、そう思いますよね。そんな状況に、各キャリアは様々なキャンペーンを講じて消費者に新規契約・機種変更を斡旋するわけですが、目の前に提示されているキャンペーンにそのまま乗っかり数年に一度しかない新規契約・機種変更の機会を消費してしまうと大きな損をしてしまうことをご存知でしょうか?実は、公にはされていない各社が用意している新規契約・機種変更の裏技が存在しています。今回はあらゆる契約形態に対応した、最もお得な方法を一挙ご紹介しましょう。
携帯電話の3つの契約形態
携帯電話の契約携帯は以下の3つに集約されます。
- 新規契約
- 機種変更
- MNP(モバイルナンバーポータビリティ)
これらを携帯キャリアが最も歓迎する契約形態から順に並べると
MNP > 新規契約 >機種変更
となります。釣った魚にはエサをやらないの精神で機種変更を行ういわゆる既存ユーザー組には目を向けず、他社から流出させかつ自社の利用者となるMNPを大歓迎しているのが現状です。しかし、毎年新規契約数が最も多くなる3月・4月(いわゆる卒業・入学シーズン)では新規契約がMNPとほぼ同等かそれ以上として扱われます。
とはいっても、恐らくほとんどの方は「機種変更組」ですよね。メールアドレスの変更を友達に通知するのも面倒ですし、契約プランを練り直すのも面倒です。でもご安心ください。機種変更を行う方でもMNPや新規契約と同等またはそれ以上の破格値で機種変更が行える裏技を今回をお教えします。
機種変更を最大5万円安く行う裏技
携帯キャリアにとって他社から流入してくるMNPは大歓迎である一方で、他社への流出は是が非でも食い止めたい!と、キャリアはそう思っています。しかし、キャンペーンや価格競争では業界全体がジリ貧となってしまう…。そんなジレンマに歯止めを掛けるべく、携帯キャリアは公式には発表していない機種変更だけに利用できるポイントを用意しています。それも最大5万ポイント(=52500円分)!バカに出来ない金額です。
巷では通称:コジ割(乞食割引)や、MNP引き止めポイントなんて呼ばれてたりするこのポイント取得方法を早速ご紹介します。
SoftBank
- ソフトバンク携帯電話から「*5533」(通話料無料)に電話
- ナビダイヤル「2→1→電話番号入力→1→暗証番号を3回連続あえて間違えて入力」でオペレータに繋げる
- オペレータに「他社にMNPするとお得なのでMNP予約番号を発行してほしい」と伝える
- オペレータより「お客様にお得なサービスがある」と声をかけられ、50,000ポイント、35,000ポイント、10,000ポイント、5000ポイントの何れかを付与されるので受け取る(そして電話を切る)
- オンラインショップで希望機種への機種変更手続きを行う(どの機種でもOK!)
- 自宅受け取りの場合は支払い手続き画面で付与されたポイントを全て利用するようにし、店舗(お近くのSoftBankショップやビックカメラ・ヨドバシカメラなど)で受け取りの場合はお店で会計を行う際にポイントを利用したい旨を伝える
- 機種変更完了
暗証番号をあえて3回間違えると、すぐにオペレータに繋がります(正確な4桁を入力すると、長々とした自動音声説明を効く必要があります)。オペレータに繋がると、名前・電話番号・暗証番号(ここでは正しい4桁)を聞かれるので、正確に答えましょう。
一般電話からの場合は「0800-100-5533」(通話料無料)でもOK。どちらも繋がりにくい場合は、0077-75470(MNP専用の問い合わせ先)でも同様のやり取りが可能なため、チャレンジする価値ありです。
なお受け取り先は、在庫が1番多くさらに購入時に本体価格の5%にあたるポイントが付与されるためビックカメラやヨドバシカメラを指定することをオススメします。iPhone5sであれば3400円〜4400円以上のポイントを更にGETできちゃいますよ!SoftBankショップで受け取るようにすると、強制オプション加入などをさせられる可能性があるので避けることをオススメします。
ちなみに、オペレータから何の提案もなくMNP予約番号が発行される流れになったら、「ぁ、やっぱりもう少し考えてもいいですか?」とキャンセルすれば問題ありません。また仮にMNP予約番号が発行されても同じ問い合わせ先でキャンセル手続きができますし、15日経過するとMNP予約番号は失効するので放置してもOKです。
iPhone6が発売される時は真っ先に試したいですね!
docomo
- My docomoへログイン
- 「各種申込み・お手続き」を選択
- 「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」を選択
(ここからは実際に解約はしない、確認のみ) - 「解約お手続き」を選択
- MNPのお手続きによるご注意事項(1/3) ~(3/3) まで確認を押し「次へ」を選択
- (3/3)の画面から「次へ」を押したとき、ポイント付与の対象であれば以下の表示。
これまでのご愛顧に感謝をこめて、
お客様に今だけのお得なお知らせがございます。 - docomo携帯電話から「151」(通話料無料)に電話し、オペレータにお得なお知らせがあった旨を伝えると10,000~50,000ポイント付与の連絡あり
- オンラインショップで希望機種への機種変更手続きを行う(どの機種でもOK!)
- 自宅受け取りの場合は支払い手続き画面で付与されたポイントを全て利用するようにし、店舗(お近くのSoftBankショップやビックカメラ・ヨドバシカメラなど)で受け取りの場合はお店で会計を行う際にポイントを利用したい旨を伝える
- 機種変更完了
docomoの場合も、受け取り先はビックカメラやヨドバシカメラが良いと思います。SoftBankと同じくポイントが5%付与されるのでかなりお得です。
au
- au携帯電話から「157」に電話
- オペレータに「他社にMNPするとお得なのでMNP予約番号を発行してほしい」と伝える
- オペレータより「お客様にお得なサービスがある」と声をかけられ、ポイントが付与されるので受け取る(そして電話を切る)
利用期間 半年~10年未満:5000~15,000ポイント付与
利用期間 10年以上:30,000ポイント付与
基本的にはSoftBankとほぼ同じやり方だが、付与されるポイントが最大で30,000ポイントなのはやや物足りない(?)感じがします。でも貰えないよりは良い!
新規契約を最大24,000円安く行う方法
続けて新規契約を安く行う方法をお教えします。
新規契約は自身が買い増しするか、お子さんに携帯電話を買い与えるタイミングで発生しますが、ほとんどの場合は新規契約者の身近に既に携帯電話を契約している人がいるパターンですよね。そんな時、上記でご紹介したコジ割で機種変更した際に入手できる、ご紹介キャッシュバックを利用すると、紹介者した方もされた方にも多額のキャッシュバックが適用されます。
早速、各キャリアでのご紹介キャッシュバックについて確認してみましょう。
SoftBank
- オンラインショップで希望機種への新規契約手続きを行う(どの機種でもOK!)
- お近くのSoftBankショップまたは家電量販店で受け取るように指定する
(自宅を受け取り先に指定すると面倒なのでオススメしません。ポイントが付与されるので家電量販店がオススメです) - 受け取り先で新規契約手続きを行う際に、紹介者の名前・電話番号を記入する
- 新規契約者:毎月の支払いから1,000円が割り引かれる(1年間)
紹介者:毎月の支払いから1,000円が割り引かれる(1年間)or 12,000円分の商品券を受け取る
ここで言う紹介者とは、家族であってもご友人であっても構いません。家族だとキャッシュバックは全て家族のものになるのでお得ですね。詳細については、以下のサイトに参照するとわかりやすいかもしれません。
docomo
実はdocomoはご紹介キャッシュバックを実施していません。「お乗り換え紹介キャンペーン」という東北限定のキャンペーンは実施していますが、かなり限定的ですよね。
その代わり、docomoは2014年3月31日までの期間限定で、新規契約が破格値で行えるキャンペーンをこっそり初めています。ドコモオンラインショップにアクセスし、SPRING BARGAINを選択すると詳細が分かります。
人気機種のXperiaやAQUOS Phone、GALAXY Noteなどが3,150円〜5,250円で購入できるのでこの機会を見逃すのは大損ですよ!
au
auは家族を対象に、2台のau携帯電話を購入するとそれぞれ最大10,000円引きとなる「U25 家族セット割」をこっそりスタートしています(こちらもdocomoと一緒で2014年3月31日までの期間限定キャンペーン)。この2台というのは、機種変更と新規契約の組み合わせでもOKなので、上記でご紹介したコジ割を適用すればかなりお得にお子さんの携帯を契約できるというわけです。
MNPをお得に行う方法
最後にMNPをお得に行う方法をご紹介したいところですが、MNPばかりはキャリアショップや家電量販店などの各店舗などが独自に公式のキャンペーンを実施しており、公にされている「のりかえ割引」に乗っかるとだいたい損をします。
こればかりは全てを網羅することができないので、ここでは省略しますが、MNPを実施する前には必ずコジ割を試してみることをオススメします。案外予想以上のポイントが付与される可能性がありますよ!
携帯電話の新規契約・機種変更は賢く行いましょう
知らないだけでこんなにも損をする事が、携帯電話の新規契約、特に機種変更には存在しています。特にコジ割は、一度試してダメでも、時間(1週間〜1ヶ月程度)を置いて再度チャレンジしたらうまくいった!なんていう声もあります。
みなさんも一度試してみる価値は十分ありますので、恥ずかしがらずにチャレンジしてみましょう。私はSoftBankにコジ割を試して35,000円お得にiPhone5s(64GB)をGETしました!今年iPhone6が発売される時には、もう一度チャレンジしてみようとも思ってるので、またこちらでもレポートしたいと思います。