レグザサーバーDBR-M490最新レビュー!DBR-M190とRD-X9との機能・操作性を徹底比較!
に引き続き、ここではDBR-M490のDTCP-IP配信によるタブレットやスマートフォンで「DiXiM Digital TV for iOS」を利用して録画映像視聴を行った結果について徹底分析してみます。
DiXiM Digital TVとは
ビデオレコーダー等のDTCP-IP対応サーバー機器から配信されるデジタル放送録画コンテンツをリアルタイムでトランスコードし、外部のDTCP-IP対応プレイヤー機器に配信する機能を持つ中継サーバーアプリケーションです。
デジタル放送録画コンテンツのスマートフォンでの視聴や、無線LANを用いたホームネットワーク接続時に威力を発揮します。
DBR-M490単体でDTCP-IP動画配信
ご存知の無い方のために簡単に説明すると、DBR-M490にはタイムシフトまたは通常録画用HDDに録画した番組を、スマートフォン・タブレットで再生できるリアルタイムトランスコード機能が搭載されています。この機能があることで、DBR-M490の電源がOFF状態であっても、特定のアプリケーションを通じてスマートフォン・タブレットでレコーダーの録画映像を視聴できるというわけです。もちろん、パソコンでも視聴できます。
さらに、2013年夏にデジオン社は「DiXiM Digital TV for iOS」に持ち出し機能を搭載させ、自宅外へも録画映像を持ち出せるようにするとの発表をしています。
「DiXiM Digital TV for iOS」の使い方
早速、「DiXiM Digital TV for iOS」を使ったDBR-M490の録画映像視聴の方法について解説します。
なお、本内容は下記の環境にて動作検証を行なっております。
サーバー | 東芝レグザサーバー DBR-M490 |
---|---|
無線LAN | IEEE802.11g |
クライアント1 | iPad 3rd iOS 5.1.1 |
クライアント2 | iPhone4S iOS 5.1.1 |
アプリ | DiXiM Digital TV for iOS 1.0.2 |
まずは、DiXiM Digital TV の iPad向けアプリを使用して視聴方法を解説します(iPhone向けアプリも全く同じ手順です)。
まず「DiXiM Digital TV」を起動します。
すると、無線LANで同じネットワーク上に存在するサーバー機器が自動で検出されるので、「DBR-M490」を選択します。
(DBR-M490では、機器名を自分で好きに変えられるお茶目な機能があるため、うちでは可愛らしい名前になってます。。。)
サーバー機器を選択後、「VIDEO」を選択します。
VIDEOを選択すると以下の2つが表示されます。
- HDD … 通常録画領域に保存された番組を探すことができます
- タイムシフトマシン … タイムシフトマシン領域に保存された番組を探すことができます
ここでは、タイムシフトマシンを選択します。
さらに、タイムシフトマシンを選択するとさらに以下の2つが表示されます。
- チャンネル … タイムシフトマシンで保存可能なチャンネル数分のテレビ局名が選択できます
- 日付 … タイムシフトマシンで保存した日付が選択できます
ここでは日付を選択することにします。
すると、既にタイムシフトマシンで録画されている日付が一覧で表示されます。
任意の日付を指定すると、その日のタイムシフトマシンで録画された番組タイトルが一覧で表示されます。
この時点で再生できない録画映像はグレーアウトしてしまっているのですが、DBR-M490ではDR(TS)画質に加え、AVC圧縮の画質で録画した映像でも選択できるようになっています。早速、「進撃の巨人」を選択してみます。
2〜3秒すると、進撃の巨人が再生されました!
さらに、iPadの画面いっぱいに最大化してもコマ落ちや遅延、音声ズレもありません!
これでやっと1匹残らず巨人を駆逐でk
しかもリアルタイムトランスコードされた圧縮映像であるにもかかわらず、文字がしっかり見えます。
動きの激しい部分では、ややブロックノイズが目立ちますが、音声の乱れがないのでとても自然に視聴できます。
本当に小さな文字はやはり潰れてしまっているのですが、ご覧の通り映像全体としてはとてもキレイで、色もしっかり表現されています。
忘れてはいけないのは、この画質なのに全くコマ落ち、遅延等なく、普通にレコーダーで再生しているのと同じ印象だということです。
縦表示にももちろん対応していますが、上下に空白ができてしまうので、iPadで使う時は横置きがベストとったところでしょうか。
「DiXiM Digital TV for iPhone」を試す
iPadで動作検証した時と同様に、iPhoneで検証したものが以下です。
iPad同様に録画映像を選択すると、数秒で映像が表示されます。もちろん、コマ落ち・遅延等は一切ありません。
むしろ、iPadよりやや解像度が低い分、キレイに見えるかもしれません。
もちろん縦表示もiPad同様に可能です。
この他、iOS版の「Twonky beam」というアプリを使っても動作検証を行いましたが、音声こそ再生されましたが、映像は全く移りませんでした。
この辺りで、デジオン社のソフトにやや軍配が上がったというところでしょうか(Android版は環境がないため検証していません)。
DBR-M490は各種デバイス連携もバッチリ!
というわけで、決してタイムシフトマシンがリビングにあるからといって、リビングで視聴しなければならないということではないことがわかりました。
DBR-M490とDiXiM Digital TVさえあれば、家中どこでも視聴することが可能になります。
さらに、もう少しで解禁となるデジオン社の「録画映像の持ち出し機能」についても期待が高まる一方です!
DBR-M490は、現在かなりの人気で各家電量販店でも在庫が無いなど、品切れ続出との情報も出ています。
スマホでの映像持ち出しに備えて、今のうちに環境を整えてはいかがですか?
楽天市場での価格コムを上回る安値が多いことも確認済みですので、以下リンクから是非参照してみてください!